♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
花と光と風と…
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金比羅山  2009
 




ここが「金比羅さん」への出発地点です。
いざ、スタート!!





金刀比羅宮(ことひらぐう) は、『讃岐のこんぴらさん』の名で親しまれ、琴平山(象頭山)の中腹に鎮座しています。長く続く参道の石段が有名で、奥社まで登ると1368段にもなります。海上交通の守り神として信仰を集めてきました。
金刀比羅宮には主たる祭神の大物主神(おおものぬしのかみ)とともに、相殿(あいどの)に崇徳(すとく)天皇が祀られています。大物主神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟、建速素盞嗚命(たけはやすさのおのみこと)の子、大国主神の和魂神(にぎみたまのかみ)で農業殖産、漁業航海、医薬、技芸など広汎な神徳を持つ神様として、全国の人々の厚い信仰を集めています。

古伝によれば、大物主神は、瀬戸内海の海水が深く湾入し、潮が常に山麓を洗う、湾奥に横たわる良き碇泊所であったこの琴平山に行宮を営まれ、表日本経営の本拠地と定めて、中国、四国、九州の統治をされたといわれています。

                  


               


 『こんぴら狗』

江戸時代、庶民は旅行を禁止されていましたが、神仏への参拝の場合はその限りではありませんでした。数ある神社仏閣のなかでも、伊勢神宮への参拝の旅は特別で、庶民にとって一生に一度の夢であり、「お伊勢参り」と言われました。

それに並び「丸金か京六か」と言われ、讃岐の金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)と、京都六条の東西本願寺への参拝の旅も人生の一大イベントでした。

当時、江戸を中心とした東日本の各地からこれらの社寺への参拝の旅は大変なことで、当人に代わって旅慣れた人が代理で参拝に行くことがありました。これを「代参」と言いました。金毘羅大権現への代参で有名なのが森石松です。清水次郎長(山本長五郎)の代わりに参拝し、預かった刀を奉納したと伝えられています。

実は、代参をしたのは“人”だけではなかったのです。「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が、飼い主の代参をすることもあったのです。袋には、飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などが入っていました。犬は、旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ、目的地にたどり着いたのです。

金毘羅大権現へたどり着いた犬も、そんなのどかな風習により、立派に務めを果たしたのでしょう。この「こんぴら参り」の代参をした犬は、特に「こんぴら狗」と呼ばれたのです。

(金比羅宮の解説より)



 




本当にいた『こんぴら狗』

この可愛いワンちゃん
私と『ツーショット』を撮らせてもくれました。
出会ったのは、順路中ほどにある「旭社」の前。
最終目的地の「奥の院」に到着した時も、
ちゃんと元気に参拝していましたよ。

多くの参拝客に声をかけられながらも
ひたすら、目的観に徹して着実に歩む姿は
さすが!・・・でした。






 

一之坂鳥居から先の大門までは特に急な石段となり、
「一ノ坂」と呼ばれます。









 



『大門』は神域の総門です。
水戸光国の兄である松平頼重候から寄進されました。
二層入母屋造・瓦葺です。








金刀比羅本教総本部



















『旭社』











































『御前四段坂』






『御本宮』

   本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇です。
  農業・殖産・医薬・海上守護の神として
 古来からの御神徳を仰がれています




















讃岐富士

四国、とりわけ香川県のお山はみんなこんな感じです
皆、きれいに円錐形に整った美しい姿です
そして、とても可愛らしい!