♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
花と光と風と…
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鞍馬寺  2009
 










鞍馬寺「仁王門」






  京都左京区の鞍馬山中にある「鞍馬寺」は、かの源義経が若かりし頃、「牛若丸」という幼名の頃に修行に励んだ地として有名な地です。確かに頂上付近には「義経背比べの石」なるものが祀られていました。
また、テレビドラマにもなった大佛次郎の小説『鞍馬天狗』でも知られています。

 最近では、今流行りの「パワースポット」の一つとしても評判となり、金星とのつながりという話で注目されているようです。
パワースポットという観点から見れば、琵琶湖から比叡山、そして京都の山々や市内の神社仏閣も全体がそうしたエリアの集合体とも言えるのではないかと思いました…。
京都は奥が深いですね。







ご住職の手書きのアピール



               



 
 「鞍馬弘教」は独特の仏教観、宇宙観を持っているようですので、以下にWikipedia(インターネット・フリー百科事典)からの解説をそのまま載せます。

 鞍馬寺(くらまでら)は、京都府京都市左京区鞍馬本町にある寺。宗派はもと天台宗に属したが、1949年以降独立して鞍馬弘教総本山となっている。山号は鞍馬山。開基(創立者)は、鑑真の高弟鑑禎(がんてい)とされている。

 鞍馬寺本殿金堂(本堂)の本尊は「尊天」であるとされる。堂内には中央に毘沙門天、向かって右に千手観世音、左には護法魔王尊が安置され、これらの三身を一体として「尊天」と称している。「尊天」とは「すべての生命の生かし存在させる宇宙エネルギー」であるとする。また、毘沙門天を「光」の象徴にして「太陽の精霊」・千手観世音を「愛」の象徴にして「月輪の精霊」・魔王尊を「力」の象徴にして「大地(地球)の霊王」としている。鞍馬寺とは、どこにでも存在する「尊天」のパワーが特に多い場所にして、そのパワーに包まれるための道場であるとしている。

 「尊天」のひとり、「護法魔王尊」とは、650万年前(「650年」の間違いではない)、金星から地球に降り立ったもので、その体は通常の人間とは異なる元素から成り、その年齢は16歳のまま、年をとることのない永遠の存在であるという。

 本殿金堂の毘沙門天・千手観世音・護法魔王尊はいずれも秘仏であるが、秘仏厨子の前に「お前立ち」と称する代わりの像が安置されている。お前立ちの魔王尊像は、背中に羽根をもち、長いひげをたくわえた仙人のような姿で、鼻が高い。光背は木の葉でできている。多宝塔に安置の護法魔王尊像も同じような姿をしている。このことから「鞍馬天狗」とはもともと護法魔王尊であったと思われる。また、16歳とされているわりに歳をとった姿をしている。

 (引用終わり)
                  





 




『魔王の滝』

御本尊「尊天」のひとり『護法魔王尊』
おまつりしてあります。




拡大してみると…
(本殿金堂のものとは違います)






     愛と光と力の像『いのち』について

    互いに捧げ合い 扶け合い
    共に生きるいのちの環の中で
    大きないのちの愛と光と力によって
    私たちも生かされている
    「全ては尊天にてまします」

この像は鞍馬山の本尊である尊天(宇宙生命・宇宙エネルギー・宇宙の真理)を具象化したものです。
 像の下部に広がる大海原は一切を平等に潤す慈愛の心であり、光り輝く金属の環は曇りなき真智の光明、そして中央に屹立する山は、全てを摂取する大地の力強い活力を表現しています。この愛と光と力こそは、宇宙生命=尊天の力強いお働きそのものであり、先端の三角形はその象徴です。
  ・・・
    ・・・ 
  (鞍馬寺)掲示板より
 









本殿金堂





かなり変わった風貌の狛犬















僧正ガ谷不動堂




                          

大蛇か龍のような樹木が・・・巨大でした









貴船神社











     光に向かって

天を覆う雲は厚くとも
太陽は常に大空に在る
風が来て雲を払えば
黄金の光が燦然と輝く
人の心に吹きすさぶ八風を
苦悩の雲を吹き払う風として
真実を観る智恵の光を迎えよう
智慧の光が輝く時
宇宙生命(尊天)に生かされている万象を観る

あなたも私も 花も鳥も
みな共に生かされているこの世界
万象が織りなすいのちの相(すがた)
宇宙にかかる金色のいのちの羅網(らもう)
遠い昔から受け継いで来たいのちの絆(きずな)
私もその中の一つのいのち
互いに手をつなぎ響きあういのち

あなたも私も 樹も水も
みな共に厳然と生かされている
慈愛の温もりに抱かれ
智慧の光に照らされ
豊かな活力に満たされて
今ここに生かされていることの嬉しさと有難さ
この歓びと感謝の輪を広げよう

あなたも私も あの人もこの人も
たがいに光り合い 照らし合う
明るい未来を信じ希(ねが)いながら
一日一日を宝石のように大切に生きよう

すべては尊天にてまします。

(鞍馬寺)      










       桂 (御神木)

貴船は古くは『気生嶺』『気生根』とも書かれていた。
大地のエネルギー「気」が生じる山、「気」の生じる根源という意味。
神道では、体内の気が衰えることを「気枯れ(けがれ)」と言い、古来当社に参拝する者、皆御神気に触れ、気力の充実することから、運気発祥(開運)の信仰が篤い。

 ・・・・・・・   (案内板より)



  当の御神木の写真は取り損ねました!
 




















四季を映す登山電車