♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
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ノーモア広島  January 2010




「平和の灯」(1964.8.1)
水を求めてやまなかった犠牲者を慰め、
核兵器廃絶と世界恒久平和を希求するための灯

…一日も絶えることなく燃え続けています





この「平和の灯」の前で、じっといつまでも
うつむき、あるいは空を見上げながら
たたずんでいる青年達がいました。

「この地球も、まだまだ捨てたものではない」…
…そう強く思いました。







広島平和都市記念碑







この向こうには『原爆ドーム』が見えます







「安らかに眠ってください。 過ちは繰返しませぬから」







『原爆ドーム』

人類史上最初の原子爆弾による被爆の惨禍を伝える
「歴史の証人」として、また、核兵器廃絶と恒久平和を
求める誓いのシンボルとして、1996年12月に
ユネスコの世界遺産に登録されました。





『平和の鐘』

順番に鐘をつくチェコから来た女子大生達



      
      広島平和記念日(広島原爆忌)
 
 
1945年8月6日午前8時15分、米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」が広島市上空で世界初の原子爆弾を投下。熱線と衝撃波によって市街は壊滅し、約14万人の死者を出しました。その後、原爆症等で亡くなった人を含めると、犠牲者は25万人以上。

 毎年、広島市では原爆慰霊祭が催され、世界平和を祈念するアピールが宣言され、燈籠流しが行われます。 

      
                  













 


2010年の新しい年明けは「広島」「長崎」との出会いで始まりました。

私にとっては初めての訪問でも、終戦後の六十数年間にわたり、全国から、世界中から数えきれない人々が訪れ、その当時の痛みを思い、被爆者の霊を慰め、決して二度とこの悲劇を繰り返すまいと誓い、祈りをささげてきた場所であることに想いを馳せました。

図らずも
1月1日 広島原爆記念公園
1月2日 宮島厳島
1月3日 長崎原爆記念公園
… と訪ねることになったのも、単に「第二の人生」や「自分探し」の個人的、スピリチュアルな側面だけではなく、この地球のために、未来の新しい世代のために、一体自分は何ができるのかを見つめる、見極める旅にしたかったからですが…。

お正月の元日という時節柄か、行きかう人々は日本人よりも諸外国からの旅行者が多かったように思います。

真剣にガイドに耳を傾けながら、神妙に平和への祈りと誓いを新たにしている真剣な眼差しの若者達の姿が心に残りました。

そしてこうした若者達がいる限り、きっと地球はなんとか存続していくだろうと思えました。
愚かな争いを回避し、平和な地球の存続を選ぶ『心の智恵』を身につけた新しい世代と共に・・・

・・・そう。 地球を救うのは、私たち一人一人の平和を願う心がけと決意と行動なのだと・・・

今年2010年8月6日、広島における第65回目の『平和記念式典』には、原爆を投下したアメリカから初めて政府代表としてルース在日全権大使が参加しました。

その他にも、パンギムン国連事務総長や核保有国であるイギリス、フランスの代表も初めて出席し、過去最多の74カ国が参列しての追悼式となったようです。
これが「核廃絶」に向けての新しい進展となるように心から願ってやみません。

 
 





『原爆の子の像』

2歳で被爆しその後亡くなった禎子さんをはじめ
多くの子どもたちの霊を慰め、世界に平和を
呼びかけるための像













塔の内部にある鐘と金色の折り鶴





この像に捧げるために全国から寄せられた折り鶴を
雨露から守るために造られた屋根付きの折り鶴台





この像の足元にある碑

「これは ぼくらの叫びです
これは 私たちの祈りです
世界に平和を きずくための」









 




原爆ドーム


 




『広島県産業奨励館』 (原爆ドーム)
(爆心地から約160メートル)




No More Hiroshima !

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