♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
花と光と風と…
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樽前・森田自然遊園    July 2010





私有地内にある森田沼
ひょうたんの形をしています







会いたかったサンショウバラ
富士山麓に自生する原種バラの一種です



  



  先日図書館から借りてきた10冊ほどの北海道の
自然関連の本の中に、興味をひかれる植物が
何種類も生息し、おまけに野鳥や小動物の観察も
できる場所として森田遊園が紹介されていました。
支笏湖周辺の樽前山南麓にある豊かな大自然を
満喫できるエリアです。

 事前に連絡を入れ、さっそく訪ねてみると、その
広大な私有地の所有者であるMさんご夫妻は
本当に快く迎えてくださいました。そして様々な
山野草の撮影のあと、あらゆる鳥の声と習性に
精通したM夫人と一緒にカワセミを観察すること
ができました。そして・・・なんと、カワセミの
ホバリングも見ることができたのです!
なんてラッキーなんでしょう!

 2週連続でお邪魔しましたが、2回とも奥様の
心づくしのランチをご馳走になりました。
周辺で採れたばかりの三つ葉やシイタケ、フキ
などの山野草を使った美味しい手作りのお料理
を堪能できました。

 また、今回はなんと鳥の餌台にやってきたテン
(イタチの仲間)も観察できました。他にも、
キツネやタヌキ、シカなどが毎日やって来るそう
です。
 さらに、ハスカップの実を夫人と一緒につみ、
ジャムにしてみて、とおみやげにいただいて
きました。

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 ( このページは、2010年の記事です。
 その後、10年ほど前に、ご主人のM氏は他界
 され、M夫人がこの地を引き継ぎ、多くの支援者、
 自然愛好家の方々の援助を受けながら、見事
 に管理、整備され、今に至っています。)


 









 













サンショウバラ

その葉は本当にサンショウに似ています
蕾はみごとに濃いピンク色、
開花につれて淡くなっていきます


 



M夫人お手製の
山菜料理が、次々と
テーブルに…!






 

真ん中がサンショウバラの木
両脇はコデマリの木




 



味付けも最高!
ご自宅でとれたカモミールティーと一緒に
いただきました






1

クロバナロウゲ(黒花狼花)バラ科  40cm







ヤナギトラノオ(サクラソウ科) 40cm










珍しいヒトツバイチヤクソウ 20cm







ヒトツバイチヤクソウの群生









ミヤマキヌタソウ(アカネ科)  30cm










ヤグルマソウ(ユキノシタ科) 160cm




 



クロミノエンレイソウ





 



フタリシズカ





 



サルメンエビネ(ラン科) 60cm









サイハイラン(ラン科) 50cm





 



ベニバナイチヤクソウ 20cm




 



スズムシソウ(ラン科) 40cm




 



スコープで野鳥観察する
M夫人
野鳥も、植物も、専門知識の深さには
脱帽です!



 









 




ヤマトキソウ(ラン科)
雨のしずくを頭に…
高さ 6cm、花の直径 8mm
小さな小さな花です







とんがったニオイヒバの前の茂みが
ハスカップの木々です






  





ハスカップの実
沢山、沢山、いただきました!




帰宅後、自宅でさっそくジャム作り。
手作りの酵母パンに
ルバーブジャムとハスカップジャムを添えて…。
Hmmm…,Yummy…





 



モウセンゴケ 6cm
食虫植物












イオウゴケ(硫黄苔)ハナゴケ科 2cm
地衣類で通常は硫化水素の臭いがする温泉地帯
に良く見かけます。
チムニーの先端に赤い胞子を作る袋のようなもの
があり、それの事をモンローリップというそうです。
かつての樽前山噴火時の硫黄の成分が
この地域の土壌にしみているのでしょうか。