♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
花と光と風と…
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  有珠外輪山   2011





これは有珠山の航空写真です






ミカドアゲハかと思いきや…キアゲハでした
私の山の案内人(?)




  
 先日、山で出会った女性から、有珠山にはエンレイソウをはじめ沢山の高山植物があり、絶対に気にいるはずと太鼓判を押され、はじめての有珠山登山に挑戦することになりました。それまでは、写真のイメージから、有珠山は活火山で、植物のほとんどない裸山だと思っていました。ところがどうしてどうして、登山道は沢山の花に溢れ、優しい自然の気がみなぎるとても素敵な山でした。残念ながらエンレイソウの群生地は、時期遅しでほとんどが実をつけ始めていましたが、いくつかの枯れかけた花弁から、「コジマエンレイソウ」や「ミヤマエンレイソウ」が沢山咲いていたことがわかりました。

 登山道も様々な変化に富み、新緑の広葉樹林の美しさと、次々にあらわれる花々は、私を飽きさせることなく目をうばい続けました。
山頂近くになり、広葉樹林をぬける頃には、なんと沢山の蝶々が私のそばを舞い始めました。それもアゲハ蝶です。明るい日差しをいっぱいに浴びながら次から次へと可愛い花にとまりつつ、まるで私の道案内をするかのように山道を進んでいきます。ようやく何枚かをカメラに収めることができました。

 この有珠山は、20世紀の100年間だけで4度もの噴火活動が観測された世界的に見ても活発な活火山だとのこと。その4回とは、1910年(明治43年)、1944〜45年、1977〜78年、2000年の噴火を指します。

 この有珠山は二重式火山で、直径約1.8kmの外輪山の中に大有珠(737m)、小有珠などがあります。今回はその外輪山に登り、その頂上の尾根からそれらの大有珠小有珠、オガリ山や有珠新山、そして銀沼大火口などを眺めたことになります。
 
 世界的な地震活動の活発化とともに、火山活動も活発化してきているようです。少し注目していきたいと思っています。







これから遊歩道に入ります







ベニバナイチヤクソウ







カラスが「あと1.5キロ」と教えてくれます


 

 






 




ワスレナグサ(勿忘草)


 




「あと1キロ」の可愛い看板も…


 







 




中腹からあと少し…


 




山頂が見えてきました


 




フデリンドウ























小有珠    銀沼   大有珠


 
 




噴煙がたちのぼっています


 








 






 




キアゲハです