花と光と風と…
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大雪山 黒岳  June 2012

 



アイヌの人々は、この大雪山系の山々を
「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」
と崇め敬っていたと言われます!



  ついに大雪山黒岳に登りました。ぼやぼやしてい
ると、北海道の短い春は駆け足で過ぎ去ってしまい
会いたいお花たちも散ってしまうと思い、矢もたて
もたまらず決行することにしました。まだ所々に
雪渓が残り、危険だという人もあり、多少の迷い
はありました。でも、そこには願った以上の素敵
な出会いがありました。

 会いたかったお花たち、初対面のエゾノツガザク
ラ、エゾハクサンイチゲ、ジンヨウキスミレ…等々
の早春の高山地帯にのみに咲くお花たちは今を
盛りと迎えてくれました。そして、運良く会えたら
いいな〜とかすかに願っていたシマリスとナキウ
サギにも会えたのです!本当にラッキーな出会い
でした。シマリスもコンデジカメラとしては、
なかなかの写りでしょう?ところが、ナキウサギ
の方は、シマリス以上に私の近く(3〜4mの近
距離)にいたのに、あまりの突然の出現に
すっかり動転した私はカメラの撮影モードや
ズームに焦ってしまい、ついに撮り逃がしてしま
いました。でも、絵に描いたように、岩場に出て
のんびりと遠くを見つめているあのおっとりと
した愛らしい姿を眺めることができましたよ。

 今回は、若いご夫婦に連れられた4歳の男の子
に出会いました。7合目のリフト降車場から頂上ま
で約1時間半〜2時間の山道をしっかりと踏みしめ
ながら頑張り通し、頂上を制覇しましたよ。とても
素敵な家族でした。
 他にも人気のアイドル風の若者たち、おしゃれで
頑張り屋の山ガール達、遠方から来た年配者の
方たちなどに出会いました。
休日の山歩きは、本当に身も心も健やかにして
くれる最高のレジャーだと、つくづく感じます。
  
 その他、シマリスの別なナイスショットや、他の
お花たち…ショウジョウバカマ、ミヤマリンドウ、
エゾカラマツ、オニシモツケ、エゾタカネスミレ、
などなど…にも出会いましたよ!
別ページに掲載予定です!
 
 


こんなに可愛いシマリスさんに遭遇!!


 



久しぶりのコマクサ!


 



見て!これゲットしちゃった!
(…と、言ってるような…)

 



孤高のヒト…ならぬ「孤高のリス」…
サマになっていました

 




会いたかったエゾノツガザクラ
濃いピンクで細く尖った感じ…





コエゾツガザクラ(淡いピンクでふっくら)



ニシキツガザクラ(紅紫の絞り模様)

 
 




ロープウェイで5合目
リフトで7合目まで
→黒岳→黒岳石室 往復4時間位「花歩き」





まねき岩
近くから見るとモアイ像のようです







エゾコザクラ&キバナシャクナゲ

 




エゾハクサンイチゲ


 




ジンヨウキスミレ (腎葉黄菫)
なんと葉の形が腎臓に似ているからの名付けとか…

 



キバナノコマノツメ(葉が柔らかく平たい)

 




4才男児の後をパパとママが…
途中には雪渓の残る急斜面が
2〜3ヶ所ありました
 




チングルマ
 



ナガバツガザクラ



ジムカデ

 



コメバツガザクラ



イワヒゲ

 




メアカンキンバイ
 




黒岳登頂 :1,984m




 



イワウメ



ミネズオウ






黒岳山頂(1984m)


 
 




周辺の山々の名前を知るために
私の撮した写真と比較してみました!





 




(看板の写真図)





(私が撮した写真)






(私が撮した写真)


 




石室側から見た黒岳(裏側)



 




黒岳を越して石室に向かう
ほぼ中央右寄りが石室


 



エゾゴゼンタチバナ



ゴゼンタチバナ


 


エゾコザクラ(黒岳石室)
一面に咲いていました



 




黒岳石室(山小屋:バイオトイレ宿泊も!)

 ついに登った大雪山…カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)とはよくぞ言ったものだと思いました。
本当に下界とは違う澄み切った空気、人に穢されていない透明感のある領域…
2000m級の山には幾つか登りましたが、それらの山の中で一番好きになりました!
勿論、花の季節、その日の天候、どの登山口から…ということに
多分に左右されると思いますが。
パノラマに広がる残雪模様も本当に美しかったです。