花と光と風と…
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ユリカモメとシギ   September  2013
 




ついに「ユリカモメ」に遭遇~~♪





 



  ユリとカモメ・・・と来たら、知る人ぞ知る、そう、ユリカモメを連想することでしょう。

 
ついに、念願の「ユリカモメ」に遭遇しました!
・・・と言っても、図鑑で見ると、幼羽から第一回冬羽に換羽中の若様のようですね。
沢山のオオセグロカモメや、ウミネコに囲まれながら、上手に餌をついばんでいました。
黒くつぶらな瞳が、とても愛らしい鳥さんです。
 夏になると、頭部から喉にかけて真っ黒な覆面をかぶったようなユニークな面立ち(夏羽)に変化します。来年にはその夏顔を、是非とも拝見したいものです。


 今回は折々に出会った様々なカモメの仲間と、その若様(幼鳥)たち、そして綺麗な綺麗なユリの花、更には、初めて出会ったシギ・・・それもミユビシギさんたちのアップです。
   
   ♪ 今は、もう秋、誰もいない海・・・♪

 昔懐かし、トワエモアの歌ですが、海って、夏もいいけれど、夏の終わり頃の、誰もいない海ってなんとなくメランコリックで、とても好きです。






 




カサブランカ




 




オオセグロカモメの幼鳥
背後のウミネコに比べてかなり大きいです
くちばしはウミネコの幼鳥と違い、全体が黒いです。





 




ウミネコ
日本国内で繁殖するのは、ウミネコと
オオセグロカモメだけです。
嘴(くちばし)の先端が赤と黒で
脚が黄色いのが特徴です。
成鳥は脚が黄色いので識別が容易です。


 










 










  ここで、大好きな「坂村真民」の
      詩をご紹介・・・


   
「念ずれば 花ひらく」
               
             
坂村真民

念ずれば

花ひらく

苦しいとき

母がいつも口にしていた

このことばを

わたしもいつのころからか

となえるようになった

そうしてそのたび

わたしの花がふしぎと

ひとつひとつ

ひらいていった




 坂村真民の自筆の詩



 
 













 

じつは、???





 









 











 




ウミネコの若様
生まれてからホンの数ヶ月間だけ
見せてくれる外観だそうです。
全身黒褐色ですが、肩羽から雨覆いにかけて、
羽縁にバフ色の縁取りが見られるのが
幼羽幼鳥の特徴。
嘴(くちばし)の基部と脚はピンク色です。


 二度とない人生だから 
           
坂村真民

二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう

二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事は必ず
書くことにしよう

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日 しずむ日
まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう

二度とない人生だから
戦争のない世の
実現に努力し

そういう詩を
一遍でも多く
作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる
若い人たちのために
この大願を
書きつづけてゆこう

  



 




 




こちらもオオセグロカモメの若様たち

オオセグロカモメやセグロカモメは、
カモメの仲間では大型カモメに属し、その寿命は
20年を超えるものもいるそうです。
その長寿命のため、成鳥になるのに4年も
かかるとのこと。

まだまだ、元服前ですね~

 








 




ウミネコ










カモメの後ろに何やら蠢くものたちが・・・

実はこの日、まだシギチ(シギや千鳥の仲間)に
会ってないけど、今日こそ会いたいな~~~
と思っていました。そこに現れたこの集団!
そう!!・・・『念ずれば、花ひらく』を実感しました!


 
 











 




ミユビシギ 三趾鷸 (チドリ目シギ科)

日本には冬鳥または旅鳥として渡来。
主に砂浜に飛来し 、波打ち際で採食。
冬を越すものもあります。





 




ミユビシギ という名前のとおり、
第一趾(足の後ろ向きの指)がほとんど退化して
3本指になっています。