花と光と風と…
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 旭川・嵐山   June  2013
 




カッコウ? それともツツドリ?

全体的な印象としてはカッコウかな・・・
と思いましたが、黒目が大きいこと、
胸元から下腹にかけての横縞が
太めではっきりしていることから
ツツドリのようです

 


  旭川市嵐山にある『北邦野草園』に行ってきました。去年、初めてここに立ち寄ったのは、大雪山に登った7月初旬でしたので、ほとんどの春の花の時期は終わっていました。今回はひと月も早いので、まだ春の花々に出会えると楽しみにしていたのです。でも、豪雪の後だったとはいえ、季節の流れは予想以上に早く、すでに、カタクリやエンゴサクは勿論のこと、オオバナノエンレイソウやシラネアオイまでがほとんど終わりかけていました。ちょっと期待はずれの感じがしましたが、夏の初めの花々との出会いもあり、それなりに楽しめました。
 ここ嵐山の界隈には、ガラス工芸や、染色、窯元などの様々なジャンルの芸術家たちの工房が点在し、心休まる独特の雰囲気があります。

 6月に入ると、木々は一層生い茂り、鳥撮り事始めの私には探すのがさらに難しくなります。しばらくの間は、やはり山歩きの花探しになりそうですね。




 




嵐山の高台から望む旭川
美しい街並みです




 




ツツドリ 筒鳥 ♀
カッコウ目 カッコウ科

赤色の珍しいタイプだそうです
枝かぶりで残念!!

 




この背後に、様々なルートの散策路が
広がっていて、異なった山野草の数々が
歩くほどに楽しめます。





オオサクラソウ





 




レイジンソウ  伶人草
キンポウゲ科 トリカブト属

花の形が伶人(雅楽の奏者)のかぶる冠に
似ているところから名付けられたそうです
猛毒のトリカブトと近種で、やはり有毒です

 




ムクドリ  椋鳥
スズメ目 ムクドリ科

北邦野草園に向かう高い橋の上から・・・
最初はクロツグミかと思いましたが・・・
 




コムクドり 小椋鳥
スズメ目 ムクドリ科 

玉虫色の背中が美しいですね
今回初めて気がつきました

 




カムイレイジンソウ 神居伶人草

ここ旭川の嵐山で見つかった新種です!!
学名に「Asahikawa」がつくそうです
各萼片の先端部に紫褐色の斑点があり、
雌しべに屈毛がはえる
この特徴は蛇紋岩変形によるとのこと

 




ミヤマオダマキ 深山苧環
キンポウゲ科 オダマキ属




 




ツクバネソウ 衝羽根草
ユリ科 ツクバネソウ属








ルイヨウボタン 類葉牡丹
メギ科 ルイヨウボタン属

この葉の形状が、牡丹に似ていることから
名付けられたそうです







まだ残っていたオオバナノエンレイソウ





旭川の背後に見える大雪山系









心を洗ってくれるような濃い緑・・・
まさに、グリーンシャワーです。