花と光と風と…
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十勝を満喫   June  2013
 




驚きの、「キクザキ」オオバナエンレイソウ
エンレイソウ(延齢草)属の学名:Trillium は、
「3のユリ」を意味し、葉、萼片、花弁の全てが
3の数からなっています。
ところが、このエンレイソウは菊花のように
沢山の花びらが集まっています

 


  ある晴れた日に、再び十勝に行ってきました。
一番の目的は、中札内のエゾリスくんのお宿に咲くという「奇花のエンレイソウ」に会うことでした。去年は、その時期を逸してしまい本当に残念でしたので、今年こそはその一番の美しい時期を狙っていました。どうですか?綺麗でしょう?
オオバナノエンレイソウがほぼ終わりかけたこの時期に、同じ株から出た3本のエンレイソウ・・・これがその菊咲きのエンレイソウでした。
エンレイソウは、変種が生じやすく、私もこれまで色々な「奇花のエンレイソウ」に出会ってきましたが、この菊咲きには驚きました。わざわざ十勝まで出かけて一見の価値アリ!!・・・と思います。

 初めてこの十勝を訪れたのは、去年の秋でした。今回は初めての「十勝の春」とその春の花々を満喫してきました。本当は一泊ぐらいしたかったですが、都合で日帰りの旅。
次にはじっくりと、まだ見ぬエリアへも行ってみたいです。

 




素敵なエゾリスのお宿
今回は日帰り旅でしたが・・・



 




既に枯れかけたオオバナノエンレイソウの
間に、三本だけ元気に咲き誇っていました!!

 




中札内の「想いやりファーム」
無殺菌の生乳が楽しめます

日本で唯一、加熱をしないで飲める搾ったままの生乳
・・・です!
 



コクがあるのに、さっぱりして本当に飲みやすい!!



 




本当に美味しいです!
是非、お試しあれ!!


 この「想いやりファーム」は、日本で唯一「無殺菌牛乳を製造、販売しています。
それは、殺菌しないのではなく、殺菌する必要がないからなのだそう・・・。すごい!!
変なニオイもクセもなく、サラッとした飲み心地なのに、とてもコクがあります。そして、このソフトクリームも、一切添加物無しで、純粋にこの無殺菌の牛乳のみで作られています。現在流通している高温殺菌の牛乳とは、全くコンセプトが違うのです。
 想いやりファーム:何故殺菌が必要ないの?

 そして、何よりも牛への愛情のかけ方が違うようです!! 機械的な牛乳工場で高温殺菌された牛乳ではなく、美しい原野の中で愛されて過ごす牛たちは、無菌のとびっきり美味しい健康的な乳を出すのです。
こんな牛乳ファームを生む土壌があるとは
・・・おそるべし、十勝、北海道!!
北海道は奥が深いですね~~

本当に北海道は、日本の穀物倉庫であり、食料倉庫・・・。日本の宝です。
守っていきたいものです。



 




知る人ぞ知る「六花の森」
「考える人」

今回は、初めての「六花の春花」満喫です


 





































クロユリ(黒百合)





















小川の周りに綺麗なクリンソウが・・・










スズランもいたる所に咲いています
本当に可憐で愛らしい花です









「幸福駅」の古い駅舎の中は
沢山の幸福駅の切符や願い事で
いっぱ~いです。






 「愛国駅から幸福へ」
・・・だいぶ昔に、私も聞いたことがありました。
その頃は地域起こしのキャンペーンの一環としての駅名なのかな・・・くらいに思っていましたが、その命名には、また違った北海道開拓の思いが込められていたようです。






























こちらは「愛国駅」
廃線後の今は、「交通記念館」になっています







 
    「愛国駅と国鉄広尾線のあゆみ」

 「愛国町は、明治29年の入植が始まりです。
この地名は、ここに「愛国青年団」という団体があったことに由来しています。愛国駅は、広尾線の開通と同時に昭和4年に設置されました。広尾線の開通は、南十勝発展の原動力となり、多大な功績を残すと共に「愛国・幸福ブーム」など数々の思い出を残してきました。
 しかし、昭和62年、鉄道需要の落ち込み等から58年間歴史に膜が降ろされ、旧愛国駅は、ロマン溢れる広尾線を人々の心から消さない為に、交通記念館として整備されました。」