花と光と風と…
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函館山  June ~ Oct.  2016





北斗市方面から見た函館山



6月の函館山







 函館山は、函館市の市街地西端にある山で 
標高334メートル、周囲約9キロ。 牛が寝そべるようなその形から
臥牛山(がぎゅうざん)の別名でも呼ばれています。
 約2500万年前に始まった火山活動により、海中から噴出し、隆起した
孤島でした。
約3000年前に亀田川などの土砂の堆積や海流により砂洲が形成され、やがて
渡島半島と陸続きの陸繋島(りくけいとう)になりました。
 函館山とは、
展望台のある御殿山(ごてんやま)を含む12のコブ山の総称です。
 
 第二次世界大戦終結までは、要塞として軍の管理のもとにおかれていた為、一般人は入ることが禁止され、それが幸いして、狭い領域には珍しく600種以上の植物が今でも分布しています。
 それは、津軽海峡に突き出した地理的条件と、道南特有の温暖な気候、また要塞として約半世紀もの間保護されてきたこと、そしていかなる植物も持ち出すこと、持ち込むことを禁止されてきた歴史があるからです。

 さらに四季を通じて野鳥が生息しており、また津軽海峡を南下、北上する渡り鳥の休憩地として重要な役割を果たしており、約150種を超える野鳥の宝庫として、鳥獣保護区特別保護地区に指定されています。

 その為、都市の中にありながら、一歩足を踏み入れると原始の自然に触れることができ、ハイキングコースとして市民に親しまれています。


 




コハマギク
 




函館山頂上付近の
千畳敷コースから見た市街地
砂洲(陸繋島)であることがわかります









つつじ山第二砲台跡











キミノズミ

第二砲台に至る階段の上には
満開に咲き誇るキミノズミが…
10月半ばなのに、二度咲きです








左は函館山の御殿山(334m)
ロープウェイ駅や売店、レストランがあります







 


地下の砲具・弾薬庫です

 




クサフジ









17番観音 (西国33観音)

1833年~34年にかけて、全山に33観音を配置

小豆島の花崗岩で彫られた石像と、その土台に
西国の基寺の土を埋めたため、
移土観音とも呼ばれ、北海道にありながら
西国三十三観音と名付けられました
 




入江山の砲台跡





 




ヒロハノカワラサイコ

花弁の一つ一つが
ハートの形をしています








アゲハチョウ

砲台跡に止まっていました









御殿山 (334m)

函館山12連山中、一番高い山
もともとは、もっと高かったのが
要塞建設の為に頂上部分がけずられて
現在の形になりました

 




函館山御殿山
ロープウェイ駅の頂上

眺めは最高です!




 




ミゾソバ










ハマナス











「立待岬」

函館山の一部で南東にある鞍掛山の麓に位置し、
津軽海峡につきでた断崖上にあるため
展望がとても素晴らしいです。
天気の良い日には下北半島を望むことができ、
また夜には津軽海峡上のイカ釣り漁船の
漁火が見られます