花と光と風と…
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黒松内  歌才ブナ林   Summer  2016






ブナ Fagus crenata Blume ブナ属ブナ科

本当に美しいブナの巨木です




 



 黒松内町にある『歌才ブナ林』に行ってきました。ここは、自生する北限の天然ブナ林と言われます。人工的に植えられたブナは、札幌の北大植物園などにもその巨木を見ることはできますが、天然林とは違います。

 天然のブナ林で日本最大のエリアは、なんといっても、『白神山地のブナ林』です。この白神山地は、人為的な影響をほとんど受けていない原生的なブナ林が世界最大級の規模で分布していることが評価され、1993年、『世界遺産』のうち、『自然遺産』に登録されました。

 天然のブナ林は、北はこの北海道南西部の「歌才ブナ林」が北限であり、南は本州、四国、九州の温帯まで広く分布しています。
ちなみに南限は、九州大隅半島の高隅山です。

 本当に森林浴に適した木漏れ日の美しい林でしたし、心身共のリフレッシュの時間を過ごすことができました。残念ながら、ギンリョウソウには出会えませんでしたが、今度は秋の美しい紅葉を見に、また訪れたいと思います。

 あと、折々に撮りためた『シマリス』のあどけない写真を載せました。いつ見ても可愛いね~。










歌才ブナ林の入り口











シマリス







 









 












 











 




なんだか、このリスさん、
木の葉のパソコンをいじっているような…























「名木 イチイの木」

樹齢300年以上、幹回り350m、樹高10m、
静狩を開拓した人々の守り神の様な存在であり、
ずっと変わらずこの地に根付いている名木。

私は何故か、こうした開拓民の苦労話には
涙腺がゆるんでしまいます







静狩湿原

北海道の最南端に位置する高層湿原
一本の木道も無く、天然の湿原でした




















 




















トキソウ

丁度、春の花が終わり、夏の花が咲くのを
待つ、小休止の時期でしょうか。
このトキソウ以外に、お花は見当たりませんでした。