♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
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アオイスミレ&エゾアオイスミレ  Spring, 2017 

         スミレ属:Viola



       アオイスミレ (葵菫)
       学名: Viola hondoensis




      エゾアオイスミレ (蝦夷葵菫)
      学名: Viola collina


 

スミレには『木』が多い
・・・と言われたら、誰だってちょっとびっくりしますよね。よほど植物学を学んだ人で無い限り・・・。
ところが、スミレの図鑑を紐解くと、実際に、
「スミレ科には、23属800種もの種類があり、(植物を「草本」「木本」に分けた場合)、圧倒的に「木本」が多く、約500種にも上る」と書かれています。
しかしながら、日本には多年生草本のスミレ属だけが自生していて その数、約60種と言われます。そして細かく品種まで見ていくと約220種類があるとのことです。
・・・(すごい!)

ついに、そのスミレの魅力にはまってしまった私は、できればいつか、その全てに出会いたいという願望を持っています。

ともかくも、数年来、出会いたくてたまらなかった「アオイスミレ」と、「エゾアオイスミレ」に、今年の早春、ようやく出会うことができ、本当に天にも上る心地です。
 
その他にも、今年初めて登った高尾山で、珍しいスミレたちにも出会いました。こうして未だ見ぬスミレに出会え、クリアしていく楽しみは、なんとも言えず嬉しいものです!


  アオイスミレ <葵菫:ヒナブキ>
 



 


 


     

とっても小さなスミレですが、お互いに寄り添って咲く姿に優しさが感じられ、ほほえましくなります 
 



 エゾアオイスミレ <蝦夷葵菫:マルバケスミレ>
 


葉は縦長のスペード型




エゾアオイスミレの実








その他に、上記のスミレと同様に、側弁に毛の生えた「エゾノタチツボスミレ」にも出会いました!
今までも出会いはあったのでしょうが、はっきりとは判別できていませんでした。




  エゾノタチツボスミレ <蝦夷立坪菫>



側弁基部は毛深い

 

葉と比較すると花は小さい

 
 

側弁基部と花柱の先に毛あり
花柱はカギ状に、下に曲がる

背丈は20cm以上あり

背丈のわりに、花は小さいです



  コスミレ <小菫>



麗しきコスミレの後姿

葉の裏側は紫色 コスミレの閉鎖花




  

 今年出遭えたスミレたち



ケイリュウタチツボスミレ

マルバスミレ ナンザンスミレ

ニオイタチツボスミレ

タカオスミレ
   
 
シロバナスミレサイシン

 
オオバキスミレ

 
ヒゴスミレ

     
 
オトメスミレ

 
シロバナノオオタチツボスミレ

 
アケボノスミレ