花と光と風と…
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初秋 アサギマダラとキタキツネ  Autumn  2017





 アサギマダラ (Parantica sita niphonica)
    タテハチョウ科 マダラチョウ亜科

感動の再会!




頂上付近からの遠望






 


 またまた今年も、あのアサギマダラとの嬉しい出会いがありました!
 謎だらけの長距離移動や、食草から毒を取り込んで身を守るなど、アサギマダラはまるで蝶とは思えない行動をとる謎多き神秘的な昆虫のようです。

 アサギマダラの「浅葱」という名前は浅葱色、現在で言う青緑色を意味します。その名の通り翅の内側が薄い青緑色をしており、黒~茶色の翅脈があります。ちなみにこの『浅葱色』は、あの「新撰組」のトレードマークの羽織の色ですね。

 アサギマダラは蝶としては異質といえる、鳥のような長距離移動を行います。蝶にそれぞれマークをつけて放ち、移動を調べるマーキング調査が行われるようになり、少しずつではありますが長距離移動の実態もわかってきました。この函館でも、諸先生方を中心に、熱心な調査活動が行われているようです。

 アサギマダラが好み、その毒性を取り入れることで、天敵から身を守っているといわれるのが、
フジバカマ、ヨツバヒヨドリ、ヒヨドリバナ・・・
ですが、これらの草花の違いは、素人の私には判別が難しいです。

帰り道、車両道の崖下側からやってきた
キタキツネに遭遇!
やせてスリムな肢体で、健康的な若ギツネでした。去年、今年と早春の函館山千畳敷コースの途中で出会ったあの仔ギツネたちの一匹でしょうか。

 一瞬、振り返ってくれたけど、またさっさと帰路につきました。そのクールな後姿!!
もし、あの時の仔ギツネの成長した姿
だとしたら、この上なく嬉しい・・・
無事な成長を祝したいと思いました!









アサギマダラの雌雄の判別

雄の後羽根(後翅)には黒褐色の大きな斑紋があり、
これを「性標」といいますが、メスにはこれが
ありません。
故にこの蝶は、雄だとわかります。













 











 




大型蝶で、体が重い為、
大抵はこうしてお花にぶら下がった状態で
吸蜜します




 




そのぶら下がり状態から
時々、羽ばたく その瞬間を狙いました!

こんなにワイドに開くんですね
びっくりでした!


 




キタキツネ

帰り道、車両道の崖下側からやってきた
キタキツネに遭遇!






一瞬、振り返ってくれたけど、
またさっさと帰路につきました。
クールな後姿!!

また会う日まで
元気でね!

 










 









 




クサボタン (草牡丹) キンポウゲ科











ツルリンドウ (蔓竜胆) リンドウ科







 
 




シラヤマギク (白山菊) キク科








雲間から斜めに差し込む日の光を
西洋では、「天使の階段」と呼びます。
斜めに差し込んだ光の階段を
天使達が行ったりきたりするのでしょうか・・・