花と光と風と…
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 函館山の春・仔ギツネ  Spring  2017





スミレサイシン

その本物の美しさは、カメラでは
とうてい捉えきれないと感じます

(・・・私の腕とカメラでは・・・ですが)


 


 初めて「スミレ」そのものに感動し、心惹かれたのは、この函館山、七曲コースでした。
それまでの私は、高山の厳しい自然環境の中でけな気にひそやかに命をつないでいる、固有種、原種の花々との出会いに関心がありました。
そんな私にとって、スミレは、ご近所のどこにでも咲いている野の花、街の花のような存在でした。
「あ・・・、スミレか・・・」と、素通りしてきたような気がします。
 けれど、この七曲に咲き乱れるスミレの美しさ、その種類の豊富さ、そしてそこに溢れる命の息吹の気配にいいようも無い感動を覚えてからは、スミレにはまってしまいました。
 とりわけ、この七曲の登山口一帯に咲き乱れるスミレサイシンは、どこを見渡しても、全てが絵になるほどの美しさでした!




















ミヤマスミレ






 




タチツボスミレ

野山では一番遭遇回数の多い
繁殖力の高いスミレだと思います

今までは薄紫のスミレは皆、
このタチツボスミレだと思っていました~
 




オオバナノエンレイソウ







 




旧幕府軍の慰霊碑『碧血碑』にいたる道

いつもここを通るたび、
「函館戦争で亡くなった旧幕府軍の遺骸は
弔ってはならない」という明治政府の
厳命に義憤を感じ、
4年間野ざらしにされたその遺骸800体を
運んだ柳川熊吉の心意気を思います。
 




シロバナオオタチツボスミレ

ようやく今年出会うことができました!









アケボノスミレ






 




仔ギツネ

ぐっすりと眠っていました。
新しい命が今年も誕生したのですね。
無事に健やかに育ってね!







コキンバイ  (小金梅)

 




マルバタチツボスミレ ?

普通のタチツボスミレとは葉が違います。
調べてみると上記の名前のスミレがあり
タチツボスミレと、ニオイタチツボスミレの
交雑種の可能性がありました。
どうでしょうか?






ヒカゲスミレ

高尾山で出会った「タカオスミレ」と
同種(近似種)です








ミドリノニリンソウ

函館山の一角には、この変種が
かなり群生している場所がありました。

 




ヒメイチゲ






 




ヒナスミレ