花と光と風と…
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横津岳で エゾユキウサギ  Summer  2017





エゾユキウサギ 

夏はこのように茶色の毛で覆われていますが、
10月頃からは、真っ白な冬毛に「衣替え」します






横津岳の頂上にある航空監視レーダー



 


 好天続きの9月初め、去年に続いて2度目の横津岳に登りました。
横津岳は、道南の函館付近では一番高い山ですが、その標高は、

横津岳  1,167m
駒ケ岳  1,131m
恵山     618m
函館山   334m

 更に横津岳には、航空監視レーダーや、様々な無線の中継基地が頂上付近に設置されているため、立派な舗装道路が完備されています。(ただし、舗装されているのは登山道の上部だけで、登山道の途中までは、かなり荒れています) 頂上まで後2kmのところまで車で登り、一般車進入禁止のゲートからは、徒歩で展望の開けた舗装道路を心地よく楽にトレッキングすることができます。

 その心地よい舗装道路を、様々な高山植物に魅せられながら歩いていると、ふと、前方に小さな黒い影が・・・。

 まさかと思い、目を凝らしてよく見ると、なんと夢にまで見た あの「エゾユキウサギ」・・・ではありませんか!? 勿論、初対面でした。
その驚きと感動は言葉になりません。

 この千載一遇のチャンスをものにするため、後10mほどに近づいた時点で、ゆっくりと立ち止まり、2つのカメラをスタンバイにして、構えました。
そのユキウサギはというと、じっと固まったまま、私の次のアクションに備え、いつでも草むらにジャンプインできるように、体制を整えているようでした。結果として、「この人間は無害」という判断を下したのか、お互いに10mほどの距離を保ち、お互いに見つめ合いながら、しばしの時間を過ごしました。その間、おそらく数分・・・かな???
ゆっくりと、徐々にその差を縮めようと近づくと、
しびれを切らしたであろうウサギは、その後、目の前の草むらに飛び込み、姿を消してしまいました。

 (この写真は、全くのトリミング加工無しです。)
    おそらく数メートルの距離から・・・。









一番最初に見かけたときの写真。
草むらから出てきて、私に気づき、
一瞬、固まった状態で思案中・・・

(こちらは、かなりの距離から
望遠で撮り、トリミング加工)








クジャクチョウ





 




ウサギが草むらに消えた後の
記念の道路
こんな車道に出てきて、私と対面してくれました!

う~ん、感謝!



 




エゾオヤマリンドウ

この青色を見ていると
「青は、藍より出でて
藍より青し」

・・・という言葉を思います。

 




雲井沼のそばにある横津神社







 




雲井沼

湖面に映る空の色は
更に青くて神秘的です

きれいなピンク色のスイレンもまだ咲いていました






その雲井沼にて

トンボの産卵シーンに遭遇!!





 




レーダーの背後には
駒ケ岳が見えます







高山植物のシラタマノキ












ハナイカリ






 




こちらの一群は、
葉も紫がかって、濃い目のブルー






 




リンドウにもいろんな色合いがあります

優しい色合い、ライトブルーです




 




函館山

陸繋島(トンボロ)の典型です
 




高山帯に生えるゴツゴツした
背の低いダケカンバ
生命力を感じます