花と光と風と…
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新芽とウソたち  Winter  2017






冬の駒ヶ岳



ウソ


 



『早春賦(そうしゅんふ)

春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か
いかにせよと この頃か






この『早春賦』も、私の大好きな唱歌で、
まだまだ寒い雪の日が続く中にも、ふと
春の気配を感じる時、
つい、口ずさんでしまいます。
今日は、先日、久しぶりに遭遇した
冬鳥「ウソ」たちの写真です

「ウソ」は春先に、桜の新芽を食べるので
今年は桜の花ツキが悪いなどと、
迷惑がられることも多いのですが、
とても愛らしい小鳥さんです。
大きく区分して、
「ウソ」、「アカウソ」、「ベニバラウソ」の
3種があります。



















ウソ

3種のウソのうち、
一番遭遇回数の高いウソは
喉から頬がピンク色で、胸元が灰白色です







ウソ






 




ウソ

夢中でお食事中ですね~~




 




ウソ






 
















アカウソ ♀

あれれ、お顔が白い…と思ったら、雪でした!!

雌は、頬の赤みが無く
胸元がうっすらと赤っぽい茶色も決め手







アカウソ ♂

アカウソ判定の決め手は、
尾羽の白い線(縦軸)。
胸元にうっすらと赤みがあります

 


ベニバラウソ

遭遇回数の稀な貴重種です


 




ベニバラウソ

本当にラッキーな出会いでした!
こちらも「アカウソ」と同じく
尾羽の下に白い縦軸があります








ベニバラウソのペア

こちらも梅の新芽を仲良く
啄んでいました







ベニバラウソ

こちらもガブリと、新芽にかぶりついてます
本当に食欲旺盛ですね