花と光と風と…
 Index
春折々の花   Spring 2018








シロタンポポ 白蒲公英






春おりおりに出会った花をほんの少しだけ、備忘録としてまとめてみました。
季節感がズレていますが、ご容赦を!!

左の写真は、道南の江差の海です。
江差の町並みは、その昔、江戸時代から明治時代にかけてのニシン漁とその加工品の交易によって形成されたもので、その様は「江差の五月は江戸にもない」と謳われるほどの繁栄ぶりだったといわれます。 

その下は、松前の龍雲院に咲く白タンポポです。通常、このタンポポは、関東以西でしか見られないとのこと。とても珍しい花ですね。丁度満開の見ごろに出会えてラッキーでした。







ヒトリシズカ:青軸  (センリョウ科)
(2012年6月:道央の黄金山)

行きずりの登山者に、
「青軸のヒトリシズカはとても珍しいのよ!」
と教えていただきました!
「青軸」とは、茎が緑色のことです





ヒトリシズカ:青軸  (センリョウ科)
(2018年:函館山)

意識しなかったのですが、よく観察すると、
函館山にも青軸のヒトリシズカは
ありましたよ!

 




ヒトリシズカ: 濃茶の軸

いつも大勢でにぎやかな
「ヒトリシズカ」さんたちも
こうして咲きたては、しおらしいお花です
そのつつましさが、かの義経を魅了した
静御前の美しさに例えられたのでしょうね
 




ヒトリシズカ

軸の色は不明
 




清らかな「気のエネルギー」に
満ち満ちています。

早春の花はどれも
身も心も元気にしてくれますね!


 




この白いブラシ状の花は、
雄しべの「葯隔」という組織で、
その根元近くにある黄色の部分が「葯」です

花糸3本(基部に葯が2個)と雌しべ1個で
花を形づくるとあります

 




オオサクラソウ






 




フタリシズカ  二人静 (センリョウ科)

「一人静」ときたら、やはり「二人静」ですね
葉には光沢が無く
細かい鋸葉、茎頂に1~4本の花穂をつけますが
2本が多いようで、それが名前の由来

 




エゾタンポポ

普段、平地や路地裏で目にする
西洋タンポポと違い
日本原産のこのタンポポは、
がく片が外側にカールしていません。
意外に遭遇回数の少ない希少種です
 




ヒメアオキ









ミドリノニリンソウ (キンポウゲ科)

ニリンソウの白い花弁のように見える咢片が
緑色に変わったもの。
もともと咢なのだから、先祖帰りしたとも考えられる
・・・といわれています






エゾタンポポ (キク科)

がく片(総苞片)が反り返らない
という特徴があります


 




ミドリノニリンソウ (キンポウゲ科)






 




ミドリノニリンソウ (キンポウゲ科)

よ~く目を凝らして
ご覧ください!
花弁がハート型のものもありますね!
後がノーマルな白いニリンソウです

 




キクザキイチリンソウ (緑花)

これは希少なキクザキイチリンソウの緑花です
右のミドリノニリンソウは時々見かけますが
キクザキイチリンソウの緑花は
お初でした!
 




ミドリノニリンソウ






 




ハルジオン 春紫苑 (キク科)

ハルジオン・・・とくれば、
ヒメジョオンと続く・・・
でも、その違いには時々混乱させられますね
 




キクザキイチリンソウ (緑花)

これも白い花びらの部分に
緑色の細かい色素がスプレーしたように
見られます
まさに緑化したもののようです

 




ヒメジョオン 姫女苑 (キク科)

花びら状のところは「舌状花」と言いますが、
ハルジオンの方は、細くて数が多く、
ヒメジョオンの方は、太くて数が少ないです







ハルジオン 春紫苑 (キク科)

ハルジオンと、ヒメジョオンの見分け方として
一番有名なのが、茎の中身が空洞か否かです
ハルジオン:茎の中身が空洞
ヒメジョオン:中身が詰まっている

 
 




イカリソウ   (メギ科)

イカリソウには、白花、クリーム、ピンク、
黄色など色々あります








サルメンエビネ  (ラン科)






 
 




サルメンエビネ  (ラン科)