花と光と風と…
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札幌、マガモ、スイレンとハスの花   Summer 2018





立派なマガモ





スイレン (睡蓮)



 


 この夏、本当に久しぶりに北海道大学構内の「大野池」を訪れました。数年ぶりでしょうか。道南に引っ越してからも、年に1~2度は札幌に行く機会はありますが、大野池からは足が遠のいていました。
 数年前、この池には10羽の子どもを引き連れたオシドリのママが誇らしげに泳ぎを教えたり、餌のとり方を教えたりでその愛らしさに多くの市民や学生達は幸せを満喫していました。また、一羽の仔ガモを連れたマガモのママも、いかにも愛おしそうにその子をかばいながら、いつも一緒に愛らしい姿を見せてくれました。ところが、ある日突然、その光景が一変する事態が起こりました。どんなに探しても、そのオシドリ親子も、マガモの親子も見当たらなくなったのです。いつも見かける住民に尋ねると、ある日の早朝に、キツネがやってきて、オシドリ親子とマガモ親子を襲い、何羽かが犠牲になったとこのことでした。とりわけ母マガモが、仔ガモをかばうようにしてキツネにくわえられ持ち去られたと聞き、心が痛みました。その後、その池からは足が遠のいたままでした。
 キタキツネに思い入れのある私にとっては、キツネもまた生きる為、仔ギツネを養う為に必死だったのだろうと思うと、複雑な思いでもありました。
 先日、ふとまたその後の様子を見たくなり立ち寄りました。その池の中央にある噴水には、かつてと同じように一羽のマガモが佇んでいました。とても見事な姿でした。あの時の仔ガモかは定かではありませんでしたが、なんだかとても嬉しく思えました。何があっても、キミのママの分も生き抜くんだよ!…と心の中で一生懸命語りかけてきましたよ。

(札幌のような大都会のそれも札幌駅近くにある北大キャンパスですが、農学部の裏手にある牛の放牧地には狐の住む穴があります)
 




この日見かけた野鳥は、この一羽だけ






 




この白いスイレンも、息をのむような美しさでした






ガクアジサイ










タマアジサイ





 




ミナヅキ





 


クラーク博士像





北大のポプラ並木





 
 






アマチャ





五稜郭の裏門のスイレン





仲良しスイレン





 


 函館市の五稜郭の裏門側の端の真下に咲くスイレンの花は、本当にこの世のものとは思えないほどの美しさで、見る者の心を癒してくれます。
今から約150年前の1869年5月の戊辰戦争、函館戦争ではかなく散っていった志士たちの思いを慰めるかのように、毎年、精一杯に美しく咲き誇ります。
本当に、けな気にひたむきに咲く姿には心が和み、癒される気がします。

 …久しぶりのスイレンでした。
蓮(ハス)と、睡蓮(スイレン)が私の中で、混乱してしまいました。
もう一度調べてみると、蓮の花は水面より高い位置で花を咲かせますが、スイレンは水面に浮かぶような形で花を咲かせます。






花も葉も水上(湖面)に浮かぶように
咲きます










スイレン (睡蓮)
Water Lily





 




横津岳の頂上にある雲井沼






 




北海道庁まえの池






 










 





 














 
















ハス (蓮)
Lotus










ハスは、花も大きな葉も
水面から遥かに高く立ち上がります