花と光と風と…
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キタキツネ、 トモエソウ、   Summer 2018





キタキツネ(北狐)
(学名:
 Vulpes vulpes schrencki
(英名: Ezo Red Fox)

(ネコ目、イヌ科、キツネ属、アカギツネ種)
北半球に広く分布するアカギツネの亜種。
日本では北海道・樺太および周辺島嶼に生息
ホンドキツネより全体的にやや大きく、
耳の裏と四肢の足首の部分が黒い。

 


 北海道内では、ほんの少し山中や林道に入ると、割と簡単に「キタキツネ」に遭遇します。…といってもそれは私がそうであるだけで、知人に聞くと「めったに見たことが無い」と皆口をそろえて答えます。…そう、私はかなりキタキツネとの遭遇回数の多い人間なのだと思っています。
 比較的民家などの多い函館山のふもとの元町エリアや、四季の杜公園、はこだて未来大学付近でも簡単に遭遇します。ヒグマにだけは遭遇しないように気をつけなくては…と思いますが。

この愛らしく凛々しい姿の若ギツネ…函館山のふもと近くで見かけました。去年、一昨年と頂上付近で見かけたあの赤ちゃんギツネのいずれかの成長した姿だと思います。初めて赤ちゃんギツネに遭遇した時は、そのあまりの愛らしさに天にも昇る気持ちでした。その子が成長してこんなに立派な姿となり、元気に自立していることに本当に感謝したい気持ちで一杯です。

 去年、期せずして遭遇した「トモエソウ」に感動して、今年こそは長靴を履いてでも接近して、近撮し、その「巴の形」を真上から写したいと願ってきました。念願が叶いましたよ~~~!





コウライテンナンショウ
(マムシグサ)の実




 
 




一昨年に見かけた仔ギツネ
あまりの愛らしさに天にも昇る気持ち!



 




三匹の寄り添う仔ギツネ3兄弟
みんな無事に大きくなったかな…




 




去年見かけた「トモエソウ」
川の流れに阻まれて
真横からしか写せませんでした

今年こそリベンジ!






今年は念願叶って
真上から「巴形」を観察できました!

本当に、「巴形」
…「まんじ形」!






気持ち良さそうに、
後ろ足を上手に使いながら
体を掻いています



 




また会おうね!
元気で冬を生き抜いてね!

(私は野生動物や野鳥が自立して
この厳しい自然で生き抜く力を維持する為にも
決してエサを与えません)

 




トモエソウ
真ん中の花柱は5本に分岐
そのトップには薄紫の水晶のような宝石が…

このフサフサの雄しべも、
本来は5つの束に分かれているとか…
 




トモエソウ
この豊かな雄しべは本当に見事です




 




クジャクチョウ


 









 




トモエソウのつぼみ!
つぼみも巴にねじれています




 




トモエソウのつぼみ




 










 









 




トモエソウ…花後の実り






 




花後のトモエソウ
そのガク片まで「巴形」!




 




マムシグサ








「Cタテハ」…くっきりと「C文字」が!





 
 




一日花のトモエソウは
午後には既にしぼみかけてしまう…
でも巴のねじれはしっかりと見えます



 




羊蹄山のオトギリソウ
つぼみが真っ赤です

「トモエソウ」も「オトギリソウ」も
同じ「オトギリソウ科」の仲間です
「オトギリソウ科」の仲間には
様々な変異があります
 




オクトリカブト





 




オクトリカブト
キンポウゲ科 トリカブト属

ヤマトリカブト群のひとつで、道南に分布。
林縁では斜上し、草原では直立します。
葉は互生し、手のひら状に切れ込みが浅いのが特徴

 




羊蹄山のハイオトギリ?
こちらのツボミは黄色です

かつて平安時代には、
「鷹匠」がいて、鷹狩りに必須の
秘伝の妙薬だったとか
…それにまつわる悲話が秘められています





ハイオトギリ










エゾトリカブト