花と光と風と…
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セリ科の花たち     2010-2018





オオハナウド 大花独活 (礼文島)



エゾニュウ 蝦夷ニュウ









 6月に入り、背高のっぽのセリ科の真っ白い花々が、山野に増えてくると、夏が近いことを感じます。周囲の草よりひときわ飛び出て、白い小花が多数集まって壮大な花を付ける植物の季節です。

セリ科の種類も豊富で、極めて似通っているのでそれらを識別するのは、本当に大変です。
まず、大きいものから主なものは・・・
エゾニュウ、オオハナウド
エゾノヨロイグサ、アマニュウ、エゾノシシウド、
その他にも、似て非なるものも沢山ありますが・・・

アマニュウは葉が丸い感じがするのが特徴で、オオハナウド、エゾニュウ、エゾノヨロイグサは葉の先が尖っています。

それぞれの花の下につけた名前には自信がありません。後でおいおい修正していきます。
とりあえずの素人の推定による分類です。




















エゾニュウ

エゾニュウはこれらセリ科の仲間の中で
おそらく最大級で、3mほどに成長します








オオハナウド

(花は5数性で、小散形花序
中心部では小さく、外側が大きく
先が2裂する)



















エゾヨロイグサ ?











エゾヨロイグサ ?











オオハナウド

(花は5数性で、小散形花序
中心部では小さく、外側が大きく
先が2裂する)







ノラニンジン

(ヨーロッパ原産の帰化植物で、夏に、
レースのような白い小花を集合させて咲かせる
セリ科ニンジン属の越年草)






エゾノヨロイグサ

(エゾニュウに似ますが、
茎は細く紫色を帯びます)



 
 




エゾヨロイグサ

(エゾニュウに似ますが、
茎は細く紫色を帯びます)



 




エゾヨロイグサ

(枝先に複散形花序に白色小花を多数つける。
花序は中央部が半球形に盛り上がる。)


・・・でも、茎が紫色でない???

 




エゾニュウ

 




オオハナウド






 




エゾニュウ



エゾニュウ

















 





 
















ノラニンジン 野良人参
Wild Carrot

(ここから以下の写真は、
石狩地方の丘陵地で見かけた
野良人参の群生地でのもの)







ノラニンジン 野良人参
Wild Carrot

(別名)アン女王のレース
Queen Anne's Race
レース作りに優れたアン女王に因むとのこと






花後に実を結んで・・・











内側にクルンと巻き込むように・・・











こんなきれいなベビー・ピンクも!











糸を絡めるように丸くなります











最後には、こんなにまん丸になります
せっかく結実した実を大事に大事に
丸くなって守りあっている様に見えますね!







 




こちらは、開花前?
つぼみでしょうか?

淡いピンクの縁取りが
とても素敵です