花と光と風と…
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ユリの仲間たち Part1   Summer 2010-2018





園芸種のユリ



“マルコポーロ” 
(オリエンタル・ハイブリッド 東洋系交雑種)
  
(百合が原公園)




 北海道に来て遭遇した背高のっぽの「オオウバユリ」は、初夏の山野や林縁で良く見かける花です。
そのかなり控えめで地味な薄緑の花は、形状から鉄砲百合の原種かと思ってきました。ところが、広義では「ユリ目」、「ユリ科」とされますが、その次の下位分類項目では「ウバユリ属」となります。かつては「ユリ属」に属していましたが、特徴的に葉の形がハート型であることから学名Cardiocrinum(ギリシャ語でcardia:心臓、crinum:ユリ)として別属とされたとのことです。
また北大植物園で初めて出会った「黒百合」もまた、同じユリ科ですが、下位分類では「バイモ属」となるようです。

「立てばシャクヤク(芍薬)、座ればボタン(牡丹)、歩く姿はユリ(百合)の花」と言われるように、清純な美女の形容詞のように使われてきました。
ユリの原種は世界中では約130種が分布し、そのうち15種が日本に自生するとのこと。そう聞くとその「15種の原種」全部に出会いたくなりますね!

 ともかく細かい分類は専門家にお任せして、素人なりにおおらかに、同じ「ユリ科ファミリー」のバラエティーを楽しみたいと思います。

華やかなユリの花は、札幌市の「百合が原公園」で出会った花達で、そこには、世界中のユリの原種130種類のうち、100種(原種&ハイブリッド)が集められています。
札幌時代は何度もそこを訪れましたよ!






クロユリ   黒百合











ヤマユリの交雑種






 




カノコユリ 鹿の子百合の交雑種






 




クロユリ

(札幌の北大校内)





ゼンテイカ 禅庭花











クロユリ

(札幌の北大校内)

 




クロユリ

(十勝の六花亭庭園)





 


ゼンテイカ 禅庭花
エゾカンゾウ、ニッコウキスゲ(別名)









ゼンテイカ 禅庭花
エゾカンゾウ、ニッコウキスゲ(別名)





 
 













ヤブカンゾウ








オオウバユリ (新芽)








オオウバユリ (花)










エゾスカシユリ






エゾキスゲ

(サロベツ原生花園)





オオウバユリ (花)











タケシマユリ (原種)

(百合が原公園)




 
 




エゾキスゲ

(サロベツ原生花園)









オオウバユリ (つぼみ)









クルマユリ

(雨竜沼高原)









クルマユリ

(雨竜沼高原)








オオウバユリ (花後)











オオウバユリの実 (冬)




クルマユリ

(雨竜沼高原)