花と光と風と…
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大沼春景 高橋公園   2020  Spring





ホオジロ  (頬白) ♂
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
学名: Emberiza cioides
英名: Meadow Bunting








 ホームページの更新を怠っている間に、エゾ梅雨、そして初夏の候となってきました。まだまだ春の写真はたまっています。
大沼周辺には、大好きな春の花が咲き乱れる高橋山野草公園があります。あちこちの山々に登らずとも、本当に多くの山野草に出会える場所です。時節柄、なるべく人に遭遇しない時期と時間帯を狙って訪れてみました。

狙い通り、誰にも会うことも無く、静かな午後のひとときをゆっくりと散策することができました。

そんな中、とても嬉しいことがありました。昨年、長年探し求めてきたアオイスミレとの出会いの感動と、エンレイソウの新しい群落との遭遇の感動覚めやらぬ間に、その草原が刈り取られてしまうという悲しい出来事がありました。この貴重な群落が絶滅の危機に瀕するのを看過できないという思いが募り、日本野鳥の会の先生を訪ね、そのH市の担当課長をご紹介いただいたのです。そして期せずして、そのお願いに伺った日が、まさに草刈りの当日でした。担当課長は即、申し出に応じてくださり、その群落の草刈りは、それぞれの開花時期が終わり、実を結び終わるまでの7月一杯まで、待ってくださると約束してくださいました。お陰様で、今年はそのエンレイソウが無事に実をつける姿を確認することができたのでした。本当に感謝、感謝でした。

 以下は、そのことに関連した興味深いお話です。

  オオバナノエンレイソウ「植物の生き方」を知れば保全のしかたも見えてくる

 




駒ヶ岳を挟むような
晴れた青空と大沼の湖面に彩りを添えるのは、
赤い野生のヤマツツジ・・・








 




キセキレイ  (黄鶺鴒) ♂
スズメ目セキレイ科
学名: Motacilla cinerea
英名: Grey Wagtail








フォンシオン ‘VonSion’
ヤエザキスイセン(八重咲水仙)
キジカクシ目ヒガンバナ科スイセン属
学名: Duuble daffodils L.var.VonSion.

戦前から植えられている古典品種の八重咲きスイセン

以下に面白い記事が…↓

古い八重咲きスイセン(フォンシオン)のこと





大沼の湖面に映る新緑の風景
湖面に映る青空は
ちょっと幻想的です






 




ツマキチョウ (褄黄蝶)
学名: Anthocharis scolymus
アゲハチョウ上科シロチョウ科

目の前で、コンロンソウに止まってくれました!







キバナカタクリ  (黄花片栗)
ユリ科カタクリ属
学名: Erythronium ‘Pagoda’
英名: adder'stongue

北米の亜高山帯の山地に自生し、
日本へは園芸用に渡来

 













 




ツマキチョウ

今回はじっくりと観察できました
・・・嬉しかった!










コツバメ  (小燕)
チョウ目・シジミチョウ科
学名: Callophrys ferrea

スプリング・エフェメラルの一つ
体温を飛ばさないように体が毛深い



 
 












 




サルメンエビネ (猿面海老根)
学名: TCalanthe tricarinata








 



エゾスジグロシロチョウ (蝦夷筋黒白蝶) ♂
学名: Pieris napi











ノビネチドリ 

 



サルメンエビネ  (猿面海老根)
学名: TCalanthe tricarinata  




 




















コケイラン (小蕙蘭)
ラン科コケイラン属の多年草
学名: Oreorchis patens
別名: ササエビネ(笹海老根)


 




ミドリシジミ

これはエゾミドリシジミではないかと
思いますが、同定は難しいですね!

参考に!

ミドリシジミ族(Theclini)






ゴイシシジミ (碁石小灰蝶)
学名: Taraka hamada
英名: forest pierrot

ササに寄生するタケツノアブラムシを食べる、
蝶類の中では唯一完全な肉食性の種類。
成虫は、タケツノアブラムシが分泌する蜜を吸い
花を訪れることはないとのこと





クゲヌマラン 鵠沼蘭
学名:Cephalanthera erecta var. shizuoi
ラン科キンラン属








シラネアオイ









ツバメシジミ 








ツバメシジミ 












フタリシズカ

同じセンリョウ科チャラン属に、
ヒトリシズカがあります。
「ヒトリシズカ」「フタリシズカ」のシズカとは、
源義経の恋人、「静御前」を意味しますが、
フタリシズカは静御前(しずかごぜん))の幽霊が
2人となって舞い遊ぶ姿に例えて、
二人静と名づけられたと記述されている
とのこと。






ムラサキヤシオ (紫八潮)

名前の由来は、花が紫色の染料に何回もつけて
染め上げたツツジのように鮮やかに見えることから












あぜ道では、キタキツネが
何かに狙いを定めていました。