花と光と風と…
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日浦洞門 汐首岬 海浜の花   2020  Summer





イソヒヨドリ  (磯鵯)
スズメ目ヒタキ科
学名: Monticola solitarius Linnaeus, 
英名:
Blue Rock Thrush

和名の由来通り、磯や岩場に多く生息していて、
ヒヨドリに似ていますが、分類上はヒヨドリ科ではなく
ヒタキ科でまったく別の鳥です





 週末の晴れた時間帯を狙って、恵山に向かう戸井方面に何度か向かいました。この海岸線には、道央ではレアでなかなか出会うことができなかった珍しい野鳥や海浜植物、チョウなどに出会うことができ、お気に入りの場所となっています。

 イソヒヨドリ、コクガン、ユリカモメ、アマサギ
マツムシソウ、ハマベンケイソウ、エゾオグルマ…
ゼフィルス系のシジミチョウなどです。

 そして今回は、勇気を出して、日浦洞門を往復通過してみました。ちょっと怖いお話を耳にしたこともあり、迷いましたが、天候にも恵まれ、無事に帰還でき嬉しく思っています。

 道路工事や、漁港などの人工物建築により、絶滅に瀕しながらも、その危機から逃れた植物が小さなスポットに点在し、生息している姿を見つけるのが楽しみとなりました。


 
 
 




見事な柱状節理の断崖
その回りにはきれいなお花畑が…

そして、アゲハチョウ、キアゲハ、
ゼフィルスなどが乱舞していました



 




ラセイタソウ
イワベンケイ
ツリガネニンジン



 




ラセイタソウ
マツムシソウ






 





柱状節理

柱状節理について







ハマベンケイソウの全体像

その茎はよく分枝し、砂や礫の上を横に這って広がり、
長いものでは1mほどになり、大きな株をつくります
私が見つけたこのエリアには、ざっと数えても
10余りの群落がありました







ハマベンケイソウ  (浜弁慶草)

ムラサキ科ハマベンケイソウ属の多年草
学名: Mertensia maritima (L.) Gray subsp. asiatica


 




ハマベンケイソウ

咲き始めのつぼみはきれいなベビーピンク、
その後、きれいなベビーブルーに変化します




 




むき出しの柱状節理の岸壁は
地球創世の荒々しい活動があったことを
物語っています





 




エゾオグルマ







 












 




武井の島 (むいのしま)












漁港の脇に
取り残されたようなこの小さなスポットにも
様々な花が咲いています
マツムシソウやある海浜植物も…




 




ネムノキ  (合歓木)

マメ科ネムノキ亜科の落葉高木
学名: Albizia julibrissin 




 










 




日浦1号トンネル

手彫りのトンネルの存在は聞いていましたが
ついに勇気を出して
探検(?)を試みてみました!




 



日浦1号~3号トンネルが続きます







日浦4号トンネル




「日浦洞門」

 




日浦5~7号トンネルが続きます

途中で、路線バスがやって来たため
バックで小さな窪地に入り
なんとかやり過ごしました!

その後、一端、恵山通りに行き
もう一度引き返して往復しました
 




7つめの洞門を無事に過ぎた頃、
前方右側には広大な磯地が見えました
6人の家族連れが、昆布を拾い遊んでいました

そして左手の斜面には
玄武岩の柱状節理が…







マツムシソウ  (松虫草)

狭い洞門脇に咲いています
 




エゾフウロ 


 











 




見事な柱状節理です


世界の柱状節理7選




 





採石場跡地



















 




ハマボウフウ  (浜暴風)

被子植物のセリ科ハマボウフウ属の一種
学名:Glehnia littoralis





「旧戸井線コンクリートアーチ橋
「近代土木遺産」
汐首岬の手前にあります

函館・汐首岬の近くにあるコンクリートアーチ橋は
なぜ造られた?









本州に一番近い場所、
汐首岬です
たった17.5km

左手向こう側には、本州下北半島の
大間が見えます