花と光と風と…
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アサギマダラ 江差 スナビキソウ   2020  Summer





アサギマダラ  (浅葱斑)
タテハチョウ科マダラチョウ亜科
学名: Parantica sita
英名: Chestnut Tiger




今年も、また会えました!
本当に感激!!

前翅の浅葱(あさぎ)色と
後翅の赤がとても鮮やかな♂の個体







 半月ほど前に戸井方面に出かけたその後に、思いもかけない場所で、アサギマダラとの嬉しい再会がありました。
 2016年に初めて出会って以来、この5年間、毎年数回ほどの出会いがあります。そして今では、アサギマダラの大ファンになってしまいました。この華奢で優雅なチョウチョのどこに、毎年2000kmの距離を往復するパワーが秘められているのか、本当に不思議でなりません。

 そんな中、あるTV番組で、奥尻島に咲く「スナビキソウ」を紹介していました。このアサギマダラが南国から北海道の道南、奥尻島などに渡ってくるとき、日本海側に点在して咲くスナビキソウを目印にして北上するのだというのです。その画面に映し出されたスナビキソウの可憐な姿を見たとき、一目だけでも是非出会いたいと思いました。スナビキソウで検索してみると、花の時期は6月7月がメインのようで、既にその時期は過ぎていました。でも一目みたい!…そう思った私はなすべきことの調整をしながら、今回ようやく江差に向かいました。たとえ大半の花は終わっていたとしても、せめて一輪くらいは出会えるかもしれない…という一縷(いちる)の望みを託しての出発でした。初めてスナビキソウの存在を知ってから1ヶ月、迷いに迷った末の決断でした。

 きれいな砂浜をあちこち探し歩いてみると、スナビキソウらしき青々とした葉は至るところに点在していました。けれども花が咲いていた痕跡は見当たりませんでした。帰り際に、やはりこれでは多忙な中やって来た意味がない、せめて一輪だけでも一目みたい!…と思い直し、最後の浜辺を歩きました。そこで奇跡が起こりました!
本当にたった一輪でしたが愛らしい白い小さな花が残っていました!本当に奇跡でした。感謝、感謝の一日となりました。
(写真の映りはイマイチでしたが…)


 
 
 



ヒヨドリバナ (鵯花)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草
学名: Eupatorium makinoi
英名: Boneset

特徴は、葉が対生

 








 









 



ヨツバヒヨドリ  (四葉鵯)
キク科ヒヨドリバナ属
学名: Eupatorium chinense var. sachalinense

特徴は、葉が4枚輪生している




フジバカマ  (藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物
学名: Eupatorium japonicum
英名: Thoroughwort
Boneset


特徴は、葉は対生で葉柄は短い
下部のほうの葉は、3深裂、葉縁に鋸歯
 
 




サカハチチョウ (逆八蝶)
タテハチョウ科タテハチョウ亜科
学名: Araschnia burejana










はるばるやって来ました、江差まで!

スナビキソウを求めて
あちこちの浜辺を歩きました!









ハマニガナ  (浜苦菜)

キク科ニガナ属の多年草
学名: Ixeris repens




 




これがスナビキソウかと…
でも、花が咲いていた痕跡が全くない

途中、少々焦りました…




 




コウボウムギ  (弘法麦)

三筆(三人の代表的毛筆書家)の一人とされる
弘法大師(=空海)の、筆にたとえたのでしょうか




 




来年はもっと早い時期に訪れて
浜辺一面に咲くその白い花を
思う存分楽しみたいと思います!





 




スナビキソウ  (砂引草)
ムラサキ科キダチルリソウ属
学名: Heliotropium japonicum 

たった一輪でしたが、奇跡的に
残っていました!
本当に感激しました!
(最後の一輪が待っててくれました!)





スナビキソウの実
大量に実を結んでいました

この豊かな自然が末永く
守られますように…!








向こう側には、「かもめ島」が見えます
そしてその右手には
戊辰戦争で沈没した「開陽丸」の復元船が…





 




コムラサキ (小紫)
タテハチョウ科コムラサキ亜科
学名: Apatura metis
英名: Freyer's purple emperor

今回が初見でした!感激!


 




オオムラサキ (大紫) (2010,7月、栗山町)
学名: Sasakia charonda
英名: Great purple emperor

日本の国蝶。本種は最初に日本で発見

オオムラサキ(ファーブルの森、栗山町)

 




ハヤシミドリシジミ (?)
ジョウザンミドリシジミ (?)

判別は素人には難しい!




 



コムラサキ (小紫)

思わぬところで遭遇したコムラサキ
この出会いは、10年前の栗山町
ファーブルの森でのオオムラサキとの出会い
に匹敵するほどの感動を与えてくれました!







ヒルガオ  (昼顔)







 




イチモンジチョウ  (一文字蝶)
 




若ギツネに会いました!

草むらから私をのぞいていました。





ハマヒルガオ  (浜昼顔)