花と光と風と・・・

ノスリ・クロッカス・ミコアイサ　　　　2021　 Spring

ノスリ　　（　鵟　）
タカ目タカ科ノスリ属

学名：Buteo japonicus
英名：　Eastern Buzzard

　ある日、湯の川温泉街のM川ほとりを歩いていると、突然ノスリが飛んできて、目の前の街灯に止まりました。そして私を興味深げに見下ろしていました。こうしたことは前にも2、3度あったなと思いつつ、喜んで写真を撮らせてもらいました。ノスリがこんなに好奇心旺盛だとは思いませんでした･･･。

　函館市にあるミッションスクール、遺愛学院のクロッカスは、春の到来を告げる季語のような存在ですね。旧牧師館はホワイトハウスの名で親しまれ、その周りを取り囲むように白、紫のクロッカスが美しく咲き誇ります。この学院には、かの石川啄木の娘、京子も通い青春の日々を過ごしました。この遺愛学院の初代理事長は、旧帝国大学の北海道大学初代総長だった佐藤昌介博士です。佐藤は第1期生として、かのクラーク博士の薫陶を受け、2期生には、新渡戸稲造がいます。二人とも盛岡南部藩士の家系です。クロッカスと一緒に咲くのがスノードロップという、やはり外来種の愛らしい花です。今年初めてその下向きのうつむき加減の花顔を見ることができました。なんて可愛らしいんでしょう！

　オジロワシは、道南では八雲、大沼湖畔、知内河口、木古内周辺などで見かけることがありましたが、今年は函館市内でよく見かけました。11月頃のサケの遡上に会わせて、移動してきたのかもしれません。

　大沼国定公園の小沼には、冬期にミコアイサがやって来ます。用心深い性質でなかなか良いショットを撮らせてもらえませんが、今までのショットと併せてご紹介！別名、パンダガモというだけあってとても愛らしいユニークな風貌です。