花と光と風と…
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水芭蕉、春のキノコ、    2021  Spring





キビタキ  ( 黄鶲 )
スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科
学名:Ficedula narcissina
英名: Narcissus Flycatcher









 大沼周辺の湖沼エリアに咲く水芭蕉は、早春に咲く花として欠かせない存在です。水芭蕉の花を見ると、思わず口ずさんでしまうのが、学校の愛唱歌のひとつ、『夏の思い出』の中の、
「夏が来れば思い出す、遙かな尾瀬、遠い空…、
  …水芭蕉の花が咲いている 夢見て咲いている
  水のほとり…」
の一節です。
でも、ここ北海道では開花期は4月~5月中旬となります。それはこの歌に歌われた「尾瀬沼の地」でも同様で、水芭蕉の咲く季節は夏には早すぎるとのこと。しかしながら、この作者は、水芭蕉が夏の季語として『歳時記』に記されていたことからこう歌ったのでしょう。この水芭蕉の白い部分は、じっさいには花ではなく、葉が変化したもので、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるものです。

 キノコは、どちらかというと秋に見られる植物ですが、早春に見られるキノコ2種に出会いました。ひとつは、ベニチャワンダケ、函館山でよく見かけます。もう一つは、シロキツネノサカズキモドキ(白狐ノ盃擬)です。このユニークなキノコについては以下をご覧ください!
      シロキツネノサカズキモドキ

 さて、私が北海道に移住してから10年あまり。その間に、この北の大地に咲く美しい花々に魅了され、山歩きを続け写真に収めてきました。その中でも、とりわけ思い入れのある花が、オオバナノエンレイソウに代表されるエンレイソウ属の花々です。全くの素人ながら、シラオイエンレイソウ、カワユエンレイソウ、コジマエンレイソウなど、次々と興味を惹かれ探求を続けてきました。そして、今年思いもかけない大きな進展がありました。そのことは、追々、まとめていきたいと思っています。
 




大沼周辺にある
水芭蕉の群生地






 




ミズバショウ (水芭蕉)
サトイモ科ミズバショウ属
学名:Lysichiton camtschatcensis Schott
英名: Asian skunk cabbage







 





 











 




白い森の妖精







 






 




キバナノアマナ






 




ベニチャワンタケ
チャワンタケ目_ベニチャワンタケ科_ベニチャワンタケ属

従来、ベニチャワンタケとされてきた種は
日本に産しないようだとのことで、
「日本のきのこ」などでは”ベニチャワンタケの一種”
と表現されているとのこと。






ベニチャワンタケ
学名:Sarcoscypha sp.
旧学名;Sarcoscypha coccinea (Jacq.) Sacc.)










エゾエンゴサクの真っ白なシロバナ









このブルーのエゾエンゴサクは、
とりわけ、白雪姫の7人の小人を
いつも私に思い出させてくれます

愛らしくて
まさに妖精そのもの…







シロキツネノサカズキモドキ 
チャワンタケ目_ベニチャワンタケ科_
シロキツネノサカズキ属

学名:Microstoma macrosporum
(Y. Otani)
Y. Harada & S. Kudo

いつもの場所ではなく、
エゾエンゴサクの群生地の片隅で
見つけました
 




シロキツネノサカズキモドキ

こちらの写真は、右上の写真の
キノコの数日後です。
小さな丸いつぼみ型が
開きかけてきました。


 


ひとつひとつの花が
小人さんの顔に見えてきます

 







 




汐見山コース







 












 




ヒカゲスミレ

とりわけ、このように
葉が濃い紫色になるものは
高尾山でよく見かけ、
「タカオスミレ」と呼ばれます


 




ヒカゲスミレ


 












 




旧登山道


 




コジマエンレイソウ







 




香雪園の池に住む