花と光と風と…
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さくら 桜 サクラ    2021  Spring





ヒヨドリ  ( 鵯、白頭鳥 )
スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属
学名: Hypsipetes amaurotis
英名: Brown-eared Bulbul













 何故私は、毎年、このサクラの咲く時期になると精力的に野に山にと繰り出し、花々との出会いに熱中するのだろう・・・ 。誰かに問われて、ふと考えてみました。私の母が大病を患い、病状が突然悪化して他界したのは、ひと昔まえの4月、サクラの花が咲き始めた頃でした。
元気になって退院したら、サクラの花見に一緒にドライブしようねと約束し、お互い本当に楽しみにしていたのに・・・。そのサクラが咲き始めた頃、母は突然帰らぬ人となった・・・

 それ以来、サクラの咲く季節は、私にとって痛みの季節となってしまいました。実家は地元のサクラの名所の一角にあり、幼い頃から春になると薄紅色のソメイヨシノの花で辺り一面が埋め尽くされました。そしてその花びらが散り始める頃には、石垣一面にツツジや紫陽花の花が咲き出し梅雨入りをする。それが毎年繰り返される光景でした。それまでは、サクラは散り際が美しい・・・と思い、風に舞い散りゆく様の中にこそ風情ある日本の美を感じてきたけれど・・・、母が他界してからは、サクラの散る様から目を背けるように野に山にと繰り出し、野山を染める早春の花々に夢中になり始めました。・・・それはひとえに、その喪失感から目をそむけ痛みを感じないようにしたかったから・・・???

 そのことに、今初めて向き合ったとき、サクラの花を見ること、その散りゆく姿を愛でることが、それほど切ないことではないと思えるようになりました。私の中で何かが変わった。肩の力が抜けた・・・そんな感じでしょうか。

 きっと母は私と一緒に、この花々を見て楽しんでいる。いやひょっとしたら、今、母は既にどこかに可愛い女の子として生まれ、別の名前で、別の人生を歩み始めているのかも知れない・・・。最近、転生輪廻を考え始めた私は、ふと、そんなことを思ったりしています。

 勿論、今私が早春の花々に熱中しているのは、それだけが理由ではありません。 お花の一つ一つには不思議がいっぱい! 魅力がいっぱい!
「花の命は短くて・・・」駆け足でその季節は過ぎていきます。さあ、もうひと頑張り!いざ、野山へ!

 
 


香雪園の豆桜 2019







 








 

中野ダム 2019







 




横津岳のミネザクラ 2020







 


     さくら  (森山 直太朗)

僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を
さくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよ
どんなに苦しい時も 君は笑っているから
挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ

霞みゆく景色の中に あの日の唄が聴こえる

さくら さくら 今、咲き誇る
刹那に散りゆく運命と知って
さらば友よ 旅立ちの刻 変わらないその想いを 今

今なら言えるだろうか 偽りのない言葉
輝ける君の未来を願う 本当の言葉

移りゆく街はまるで 僕らを急かすように

さくら さくら ただ舞い落ちる
いつか生まれ変わる瞬間を信じ
泣くな友よ 今惜別の時 飾らないあの笑顔で さあ

さくら さくら いざ舞い上がれ
永遠にさんざめく光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう
さくら舞い散る道の
さくら舞い散る道の上で

 












 




ミネザクラ







 




ソメイヨシノ









法亀寺の枝垂れ桜  2015












五稜郭のヤエベニシダレ  2018







赤川ダム 2019











法亀寺   2015








 




函館公園  2020







 




松前 血脈桜    2016





 




松前町 龍雲院   2019
エゾカスミザクラ (蝦夷霞桜)


 




上磯ダム  2020







 




五稜郭タワー   2015







 




五稜郭


 




2015


 




2015







 




2021


 




2021







 




2021