花と光と風と…
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道央 バラ園    2021  Spring





エゾシロチョウ  (蝦夷白蝶)
学名:Aporia crataegi 

北海道の白い蝶の中では、最も大きい種
飛んでいる姿はウスバシロチョウと見紛うばかり・・・
触覚の先端が白っぽいのが特徴
大量発生するため、害虫扱いなのだとか。
こんなにきれいなのに可哀想・・・。








これは前回、札幌郊外の「くるるの杜」ハーブガーデンで出会った、ウスバアゲハと思われるチョウです。どうしてもその姿を写真に残したくて1週間後にまた訪ねてみました。そしてなんとか撮影に成功しました。その瞬間の嬉しかったこと!! その後かなりの枚数に及ぶその写真を図鑑と照らし合せて見てみると、ウスバアゲハと思っていたのに何かが違うことに気づきました。まず、その触覚の色、そして体の背面に毛がほとんど無いことです。シロチョウに比べると、明らかに翅は半透明に近く、素人目にはウスバアゲハ属に見えるのに・・・??? そこで更に調べてみると、結局は、「エゾシロチョウ」だということで納得することができました。私的には、少々残念な結果でしたが・・・。

この道央圏には、札幌大通12丁目や、岩見沢バラ園、白い恋人パーク、ロイズ・ローズパーク、そして百合が原公園など、バラのファンにとってはたまらないほど美しく素晴らしいバラの公園があります。そして普通の民家でもバラを見事に育てている家々が多くあることに驚きます。今回も、興味の尽きないバラの原種系とオールドローズ系を中心に訪ねてみました。大通公園では、本場中国から贈呈された「マイカイ(=メイクイ、玖瑰)」が見事に満開となっていました。
数あるバラの中から、今回は「シャポー・ド・ナポレオン」(ナポレオンの帽子)という名を冠した、ユニークなバラの写真を紹介します。このバラは、がくの縁が細かいとげの集まりのように変化していて、愛らしいピンク色の蕾を包んでいます。その形状がナポレオンの帽子に似ているため名づけられました。百聞は一見にしかず。ご覧あれ!

ところで、ナポレオンのお妃、ジョセフィーヌは無類の植物愛好家として有名ですね。とりわけバラへの愛は非常に強く、世界中にプラントハンターを派遣して、珍しい花々を持ち帰らせ、マルメゾン宮殿で保護育成し、その後の品種改良に貢献したと言われています。



 




マイカイ (=メイクイ、玖瑰)
中国名 (「玖瑰花(メィグィファ)」)
学名:Rosa rugosa cv maikai
Rosa rugosa var. plena










エゾシロチョウ



 
 




このバラは、瀋陽市と札幌市の友好都市30周年
を記念して、瀋陽市より寄贈されました。

品種 Rosa rugosa cv (玖瑰マイカイ)

2010年6月


 




マイカイ (=メイクイ、玖瑰)







 








 




大通公園12丁目 サンクンガーデン(沈床園)
カナルの両側にシンメトリーに配された
美しいバラ園





 




シャポー・ド・ナポレオン
学名:(Rosa centifolia muscosa
Rosa centifolia cristata

モスローズと思われていた時期もありましたが、
つぼみ以外に突起は生じないので
最近はケンティフォリアローズに分類されています

 




シャポー・ド・ナポレオン

岩見沢バラ園にて
 




シャポー・ド・ナポレオン



 



シャポー・ド・ナポレオン








 




シャポー・ド・ナポレオン






 




シャポー・ド・ナポレオン

 




シャポー・ド・ナポレオン

 









 




エンプレス・ジョセフィーヌ
(ジョセフィーヌ皇后:ナポレオンの妃)
(Empress Josephine


バラのパトロンとも呼ばれた
ナポレオン1世の妃、ジョセフィーヌ皇后の
名前を冠したガリカ系のオールド・ローズ
 




シャポー・ド・ナポレオン




 












 




エンプレス・ジョセフィーヌ
Empress Josephine






ロイズローズガーデンにて
 




スズランの結実

百合が原公園にて




 




原種バラの実