花と光と風と…
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氷筍、冬芽、カモ、  2021  Winter





オナガガモ  (尾長鴨)
カモ目カモ科
学名:Anas acuta
英名: Northern Pintail

北半球に生息する、尾羽がピンのように尖った鳥
と言う意味ですね





 先週、お天気の良い日を狙って、函館山に行きました。願わくは、要塞跡に真冬に見られるという「氷のタケノコ=氷筍」を見るためです。ついでに、元町方面の冬の町並みも楽しむことができました。

 いくつかある要塞跡の中で、氷筍が見られる要塞は、冬期の氷結による倒壊、崩落が心配されるため、立ち入り禁止となっていますが、幸運なことに長い腕を柵外から伸ばし、侵入することなく撮影できました!けれど、多少緩んだ日差しにより、一番大きかった氷筍は、なんと倒壊しておりました!残念~!!

 この氷筍(ひょうじゅん)とは、洞窟に発生する逆さの氷柱のことで、−3℃程度の洞窟内で発生します。要塞洞窟の老化から隙間ができて、雪解けの滴が上から滴り落ち、瞬時に凍りつくのを繰り返したものです。それがタケノコ(筍)のような形状をしていることから、氷筍と呼ばれています。その形成過程は、鍾乳洞の石筍と似ているといわれます。

 冬期期間は、頂上までの自動車道路も閉鎖中、おまけにロープウェーも夕方からのみ運行のため、旧登山道を歩いて登りました。久しぶりの登山でしたが、花の季節のようなお花の誘惑がなかった分、あっという間の頂上制覇でした。お花の季節には何度も何度も登ったこの山も、冬期に登るのは初めてでした!
お陰様で雪の函館山と冬芽を満喫できましたよ。

 函館山の麓の元町地区の美しい光景をコラボにてご紹介します。




 




「函館山」頂上







 




オオカメノキの冬芽

ばんざ~い!
もうじき春だ!
 




オオカメノキ  (大亀の木)

レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木
学名: Viburnum furcatum Blume ex Maxim.




 






 




頂上から眺めた元町教会群







 




まるで、春を待ちわびて
踊っているみたい!






 




見ている私も嬉しくなります!







 












 




緑の島(中央の四角い島)

函館港に浮かぶ人口島
人気ロックバンドGLAYのコンサートも
ここで行われました!



 




サビタ (ノリウツギ)の花柄

雪道のあちこちに舞い落ちています





 




入江山砲台跡から
ロープウェー駅のある御殿山を望みます






 




洞窟の中の「氷筍」
柵の外からパチリ
 

(函館山の航空写真)


函館山は、13の個性的な山々が連なった
連山で、牛が寝そべった姿になぞらえ、別名、
「臥牛山」と呼ばれます。

(13の山々): 展望台のある御殿山 (334m)
薬師山 (252m)・つつじ山 (306m)・汐見山 (206m)
八幡山 (295m)・水元山 (280m)・鞍掛山 (113m)
地蔵山 (286m)・入江山 (291m)・エゾダテ山 (129m)
観音山 (265m)・牛の背山 (288m)・千畳敷 (250m)
 





(ちなみに、東京タワーの高さは333m
海抜では351メートルです。)







津軽海峡の向こうには下北半島が…



















 




元町の英国教会=聖公会
函館聖ヨハネ教会



 




明治時代に植林された
杉の美林が見事でした!






函館ハリストス正教会、












カトリック元町教会

























カトリック元町教会の屋根上の
聖母子像











黄金色に輝く函館山遠景