♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
花と光と風と…
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舞鶴遊水池 ・ 長都沼 ・ ハクガン ・ マガン ・ シジュウカラガン ・ 晩秋   2022





舞鶴遊水池

野鳥保護の視点から、渡り鳥の中継地として
とりわけタンチョウヅルの保護のため
整備されました





ハクガン  白雁
学名:Anser caerulescens
英名:Snow goose
カモ目カモ科マガン属

野鳥観察リスト 2022 

My野鳥リスト表 




 今年もあと残りわずかとなりましたが、渡り鳥との出会いで、今年は充実した楽しい秋を過ごせた気がします。石狩調整池をはじめ、宮島沼、長都沼、そして舞鶴遊水池・・・などを周り、今年は野鳥との出会いを存分に楽しむことができました。
 
 私事ですが、山間の盆地に育った私にとって、室蘭や函館という海辺の町に住むことは初めての体験でした。そして潮の満ち引き、日々変化する干潮・満潮の時間帯、季節ごとに変わる渡り鳥との出会いなど、かつて考えたことも無かった事を知るきっかけともなりました。お陰様で四季折々の変化を体感することの大切さを痛感したものです。(私なりには、それ無しでも楽しい少女時代を過ごせたとは思っていますが・・・。)
 環境教育、体験学習に、「渡り鳥の観察」を入れたら本当に良いだろうと感じています。ある文筆家の言葉に、「書を捨てよ、町へ出よう」という言葉がありましたが、さしずめ「スマホを捨てよ、渡り鳥に会いに行こう」と言いたい思いでいっぱいです。(実際に文字通りに捨てるのでは無く、耽溺するのをやめよと言いたいだけですが・・・) 

 月の引力で潮の満ち引きが変わり、群れのリーダーはその月に導かれて「渡る時」を知り、V字型の編隊を組んで上昇気流を利用し空を飛んでいきます。まだ幼い若鳥たちも引き連れて・・・。そして一番負担の大きい先頭は、第2,第3の仲間と交代し連携プレーをしていきます。途中の休憩地の選定、捕食者(猛禽類やキツネなど)から群れを守る術など、私達人間が思う以上に全力で群れを守っています。個々にも全体にも細心の注意を払いながら・・・。
私達人間が見習うべき事は沢山あります。
彼らの生きる姿には、敬意すら感じます。

 今年はついに、ハクガン、シジュウカラガンなど、遭遇回数の比較的稀な野鳥にも出会え、本当に嬉しいことが続きました。石狩調整池でも、ヘラサギ、セイタカシギ、タシギなど珍しい初遭遇のシギ・チドリたちにも沢山出会えました。お次は何に出会えるか楽しみです。

 
ハウチワカエデ

モミジとカエデ・・・違いはある?
マガン    真雁
学名:Anser albifrons
英名:Greater white-fronted goose
カモ目カモ科マガン属

マガン シジュウカラガン    四十雀雁
学名:Branta hutchinsii
英名:Cackling goose
カモ目カモ科コクガン属
シジュウカラガン

コクガン属だとは知りませんでした!
ノコンギク 野紺菊
学名:Aster microcephalus var. ovatus
キク目キク科 シオン属
オオハクチョウ    大白鳥
学名:Cygnus cygnus
英名:Whooper swan
カモ目カモ科ハクチョウ属
長都沼
オサツヌマ
ハクチョウ & ハクガン

この大きさの違い!
ナナカマド
マガン & ハクガン
Fly High!
ハクガン(成鳥) &

グレーのハクガン(幼鳥)
Fly High!
ハクガン(成鳥)と、(幼鳥)
長都沼
オサツヌマ
ガガイモの実・・・炸裂!
オオヒシクイ    大菱喰
学名:Anser fabalis middendorffii
英名:Middendorf's bean goose
カモ目カモ科マガン属

額からクチバシの先まで、一直線
嘴は巨大です
ヒシクイ

オオヒシクイより、やや小型
頭部は丸みがあり、嘴が小さめで段差あり
舞鶴遊水池

ハクチョウとマガンの群れ
札幌市内のカモの生息池 ホシハジロ
ミコアイサ ♂

エクリプスからパンダカモへ変化中
カシワの実
コナラ

ミズナラより葉が小さく、1cmほどの葉柄
(葉と枝を結ぶ緑色の茎)が見える
ヒドリガモ
スズガモ
ミズナラ

北海道の山林には圧倒的に
ミズナラが多い
クヌギ

「北海道にはクヌギは自生しない」
その真偽を探しました。円山動物園に明治~
大正期に植林されたクヌギが立派に育っていました!

どんぐりコロコロ
オシドリ