ベニヒワ、ツグミ、ハチジョウ・・・、トラ・・・ January 2014
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トラツグミ

トラツグミ
スズメ目 ヒタキ科(←ツグミ科)
北海道で見られる日本産ツグミ類中、最大の種
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初めて「鵺(ぬえ)」に出会いました~♪
「鵺(ぬえ)」とは、平安時代末期に、京の都に現われた妖怪です。夜な夜な宮廷で怪しい鳴き声を立てたといわれます。
このトラツグミが、その「妖怪ぬえ」になぞられたのは、フクロウ類やヨタカのような「夜鳴く鳥」の代表で、その鳴き声がいかにも不気味だったからのようです。でもご覧のように虎のようなシマシマ模様をまとっていますが、その目は、本当に愛くるしく清らかです。
その「ぬえ」とは、かの新島八重(同志社大学創始者:新島襄の夫人)に付けられたあだ名だったと言われます。そのことを聞いていたので、是非ともそのトラツグミを一目見てみたいと願っていました。私自身、「ハンサムウーマン」と言われるような自立した強い女性、筋の通った生き方をする女性となるのが理想だったからです!
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トラ模様の為、森では保護色で目立ちにくい
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雪をかぶった完熟のナナカマド
美味しそう~~~
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ハチジョウツグミ
こちらも初見!!
頭上から背はオリーブ色みを帯びた灰褐色で
下面は赤褐色の美しいツグミです
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ハチジョウツグミ
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ハンノキの実
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ツグミ
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ツグミ
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ツグミ
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ベニヒワ (スズメ目 アトリ科)
頭のてっぺんは綺麗な紅色ですが、はっきり色が
でていません。残念!!
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白樺の実を慈しむように・・・
本当に美味しそうに味わっている・・・
その感謝が伝わってきましたよ♪
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突然、目の前に現れたこのベニヒワは、かなり長いこと白樺の木に止まり、美味しそうにその実をついばんでいました。その姿を観察しながら見ていて、新しい悟りがありました。
今まで野鳥が様々な実をついばんでいると、「なんて美味しそうに食べるんだろう。よほどお腹がすいていたんだな。その実はどんな味なのかな?」などと思う程度でした。ところが、このベニヒワを眺めていると、本当にこの実を慈しんで、本当に感謝していただいている・・・ということが伝わってきました。まさに「慈しみ」と「感謝」なのです。
「命をいただく」という感謝の想いを持っているのだということが伝わってきて、深い感動を味わうことができました。
勿論、野生の世界には「弱肉強食」という掟(オキテ)が有り、その食物連鎖の下位にある者は、より強いものの餌となる宿命があると教わりました。小さな野鳥たちは大きな猛禽類の餌となり、小さな哺乳類たちもまた、より大きなキツネやクマなどの餌となります。でも、それは決して私たちが思うほど、残酷なことではなく、野生生物たちは、生きるために日々、命をいただき、精一杯生き、上位の生物の餌となる時が来たら、その瞬間に、新しい命の循環に素直に身を任せるように悟っているのだと思いました。
うまく表現できませんが・・・。
この自然界の中で、私たち人間だけが、必要以上に要求し、奪い、破壊し、他者の生きる権利をも奪っている。様々な問題を抱えた人間社会に生きる私たち・・・。なんだか、これらの野鳥たちの方が、私たち人間よりはるかに崇高な存在のように思えてきます。
野鳥観察、自然観察を通して教えられることは本当に多々あると思わされます。
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ベニヒワ

ベニヒワ
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ウソ ♂ (スズメ目 アトリ科)
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ベニバラウソ ♂ (2013年 1月)
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アカウソ ♀
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ウソ
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