
二羽のハクチョウが
幸せそうに
仲良く羽ばたいています

宮島沼へ向かう途中のあちこちに
マガンやハクチョウの群れが
エサを食む姿が・・・
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しばらく前、宮島沼へ行ってきました。かつては、渡り鳥にはさほど興味が無かった私でしたが、昨年秋の石狩調整池、長都沼、舞鶴遊水池での渡り鳥との出会い以来、マイブームとなってしまいました。札幌より北に位置する宮島沼の解氷には少し早いかしらと思いつつ、もう一度あの感動を味わいたくて、一路かの地へと向かいました。途中の田畑のあちこちに、大小のハクチョウやマガンの群れが集い、エサを補給する姿を目にして、またあの感動が蘇ってきました。秋から冬にかけて温暖なエリアで越冬した後、再び春から夏にかけて、繁殖をし子育てをするため、その北帰行の途中にこの中憩地に戻ってきたのです。なんだかとても嬉しい再会でした。良き旅となりますように…。
4月の初旬、北部の宮島沼付近は、まだ雪が至るところに残り、沼そのものもまだ解氷前でしたが、札幌は既に春の装いで、至るところに早春の花々が溢れていました。
春を探してアチコチを歩くと、以前にも増してザゼンソウが目に付きます。どうやら今年のマイブームは、ザゼンソウに決まったようです。
小さな沼地や湿地帯に点在し、あちこちテンデバラバラに向きを変え、のんびりと構えている姿は、とてもユーモラスで可愛いと思います。その「座禅草」の名前の由来は、達磨大師が座禅を組んでいる姿を連想して名付けられたようです。なるほど…。同じ「サトイモ科」で、早春に湿地帯のエリアに咲く、ミズバショウとは大分イメージが違いますが、どちらも早春を告げる愛しい花々です。
そんな春の花の森で、久しぶりにエナガに出会いました。既に子育て準備の時期に入ったようで、冬場のフワモコの姿から、少しキリッとした大人顔に見えました。
気のせいかしら…?
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宮島沼は未だ氷が覆っていましたが
2本の樹木が
ラブソングを奏でていました!
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フクジュソウ
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ザゼンソウ 座禅草
学名:Symplocarpus renifolius
英名:Eastern Skunk Cabbage
(東洋の)スカンク・キャベージ
サトイモ科ザゼンソウ属の多年草
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コハクチョウ
こちらのペアもとても仲良し…
とっても良い感じで
リズミカルに踊っていました
春ですね~~~♬
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フキノトウ 蕗の薹 学名:Petasites japonicus
英名:Giant Butterbur,
Japanese butterbur
キク科フキ属の多年草
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ザゼンソウ
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肉穂花序(にくすいかじょ)
太い棒状の穂を軸として、
小さな花がたくさんついている部分をさす。
実際に「花」と呼ばれる部分は肉穂花序で、
肉穂花序にびっしりと咲く小花が、
ザゼンソウの「花」
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仏炎苞(ぶつえんほう)
肉穂花序を包み込むように成長した、
大型の「苞」をさす。
仏炎苞は花ではなく、「葉」に分類される部分。
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ザゼンソウ
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ナニワズ (難波津) 学名:Daphne jezoensis
別名:エゾナニワズ、エゾナツボウズ(蝦夷夏坊主)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木
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エナガ
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ミズバショウ 水芭蕉 学名:Lysichiton camtschatcensis
英名:Asian skunk cabbage
(アジアの)スカンク・キャベージ
サトイモ科ミズバショウ属の多年草
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フキノトウ (雄株)
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エナガ
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エナガ
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フキノトウ (雌株)
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エゾエンゴサク
私にはどう見ても
「白雪姫と7人の小人たち」の
小人さんに見えるのだけど…?
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ちょっと変わった薄緑色の
ザゼンソウ
普通は暗紫色(濃いワインレッド)なのに…
アオザゼンソウ(青座禅草)と呼ばれます
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ザゼンソウ
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空飛ぶ小人さん?
本当に、早春の妖精だと感じます!
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ミズバショウ 水芭蕉
白い部分は花ではなくて葉が変形したもの、
仏炎苞(ぶつえんほう)であり
ザゼンソウの赤い部分と同様のもの
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マガモ
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ヨシガモ
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アオイスミレ
ようやくこの季節となりました!
会いたかった…
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