♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
花と光と風と…
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アオサギ ・ カリガネ? ・ 舞鶴遊水地 ・ 長都沼    2024 3月末





ヒシクイ







タンチョウ (幼鳥=若鳥)




 アオサギ・べヌウ



 今年は雪解けが例年よりだいぶ遅れたようですが、それでも長沼の舞鶴遊水池は、3月末にようやく解氷の時を迎えました。ハクチョウやマガンもしばしの滞在を終えて、そろそろ北方へと旅立つ時期を迎えます。 親離れしたばかりのタンチョウの幼鳥(若鳥)は、3月末も健在で沼近くの田畑で元気にエサをついばんでいました。

 ふと気が付くと、あちこちに点在するマガンの群れの中に、やや異なる風貌の鳥が見られました。数年前に函館周辺、大沼でカリガネを見つけましたが、その時の感覚が蘇るのを感じました。数年前のカリガネは正真正銘のものでしたが、今回はどうやら「マガンとカリガネのハイブリッド」らしいと感じました。(間違っていたらゴメンなさい)

 今回は折々に撮りためたアオサギを一挙公開します。ジブリの宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」(The Boy and the Heron)の英語のタイトルが示す「アオサギ」に強く興味を惹かれ、10年ぶりに映画館に足を運んで鑑賞してきました。この作品は宮崎監督の引退後にその有終の美を飾るかの如く、アカデミー賞を始めとした数々の栄誉に輝きました。その中で、重要な役割を演じたアオサギの写真を整理しながら、未だにこの映画が真に意図することは何なのかつかみきれないままの私です。
ただ、普段はじっとして同じようなポーズを決め込むこの鳥も、とりわけこの3月末の解氷の時には、とても面白い姿を見せてくれた気がします。どうぞご覧ください!

 サギの仲間でも、アオサギには他の鳥には無い、哲学的、神秘的な美が備わっているように感じます。そのことの故に、古代エジプト神話では、アオサギは「ベヌウ」という聖なる鳥、神様として扱われていたと言われます。そのエジプト神話には、「太陽神ラー」と「冥界の王オシリス」が登場しますが、ベヌウはオシリスの冠をかぶっており、オシリスと同一視されていました。ご参考に以下(左)の過去記事をご覧ください。


 




ヒシクイのペア



 




対岸から勢いよく
走り出したタンチョウ若鳥





 




タンチョウ (幼鳥=若鳥)

頭頂の茶色の部分が
徐々に赤味を増してきています




 




ヒシクイ



 




マガン 

目は、やや小さめで
クチバシから額まで、やや直線的




 




ノスリ




 




カリガネ (数年前に大沼にて)

クチバシの上部の白い部分が広く
頭頂に達する
ピンク色の小さなクチバシ
クチバシと額の大きな段差
金色のアイリング

 




タンチョウ (幼鳥=若鳥)





 




この一群のマガンたちは
他のマガンの大きな群れと距離を置き
警戒心が一段と強い様子




 




マガン&カリガネ(ハイブリッド?)

金色のアイリングは目立たないけど
丸くて愛らしい大きな目
クチバシと丸いおでこの大きな段差
クチバシの上部の白い部分が広い

 




カリガネ&マガン(ハイブリッド?)

(左)丸い頭、段差のある小さなクチバシ
目立たないが金色のアイリング

(右)やや段差あるクチバシ
金色のアイリング


 




真ん中のマガンは
金色のアイリング
(雪のついた獲物を食べているのか
クチバシの先は雪まみれ)

・・・これらのことから
純粋なマガンというよりは
マガンとカリガネのハイブリッド
=交雑種と言えるのでは???



 




アオサギ




 




アオサギ





 




アオサギ

同じアオサギでも
風貌はいろいろですね!





 




アオサギ







 2024年 3月末: アオサギの一人舞台 in Maizuru-Yusuichi





アオサギ






アオサギ





 










 












 

まるでバレリーナのように
美しい舞を披露してくれました!