花と光と風と…
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 香雪園・見晴公園の紅葉と野鳥   2020  Autumn





ヤマゲラ (山啄木鳥)
キツツキ目キツツキ科アオゲラ属
学名: Picus canus
英名: Grey-headed Woodpecker
Grey-faced Woodpecker
Grey-headed Green Woodpecker






 紅葉の季節になってから、香雪園を訪れたのは3度目でしたが、今回は天候にも恵まれ、秋晴れの中、鮮やかな紅葉の色合いを楽しむことができました。やはり、太陽光のパワーは偉大だと思います。光が当たった瞬間に、全てが生き生きと輝きだし命がみなぎります。同じ場所の同じ風景でも、曇天と光が差し込んだ瞬間ではあまりにも大きな違いがあると感じます。勿論、曇天の日の柔らかな陰影や、雨の日、雪の日にもそれぞれの美しさや魅力があるのは勿論ですが…

 函館山では、なんと「ハヤブサ」のハンティングを目撃することができました。あることから、猛禽類のハヤブサにまだで会っていないことを思いだし、是非、この目で観察しカメラに納めたいと思いました。函館山のあるコースにさしかかった時、ふと見上げた上空で、小型の猛禽が、茶色のより小型の鳥にアタックしている場面に遭遇しました。大急ぎでカメラを向けましたが、間に合いませんでした。本当に残念でしたが、その姿はしっかりと目に焼き付きました。自宅に帰り、野鳥図鑑で探してみたところ、おそらく「ハヤブサ」もしくは「ハイタカ」のどちらかのようでした。また襲われつつ、なんとかその攻撃をかわして逃げ延びた薄茶色の鳥は、ヒタキ系のアカハラ等のように見えました。願わくは、次回こそ、このカメラでその姿を記録したいと思っています。

 戸切地陣屋跡(箱館戦争で焼却された北斗市にある陣屋跡)では、「十月桜」を初めて見ることができました。11月に入ってのことですが、青空の下、美しい可憐な花を咲かせていました。

 











 




本家本元のアオゲラ(本州産)との比較

・アオゲラ(本州産)…雌雄とも頭部が赤い、(雌は後頭部のみ、雄は前頭部から後頭部にかけて)頬に赤い線有り、腹部に縞模様有り

・ヤマゲラ(北海道産)…雄のみ頭部が赤く、雌は頭部の赤色が無く、頬の赤も無し、腹部の縞模様も無し
 


ヤマゲラ

この写真では、頭のてっぺんの赤が見えます
腹部もホオの部分も白いのが特徴

 









ヤマゲラとの比較用: アオゲラ(本州産)















 
 




久しぶりのエゾリスくんです!







 


















 
 












 












 













 




香雪園 (旧岩船氏庭園)

明治時代の豪商・岩船氏が築造し、
別荘として使われていた風景式庭園
であり、
「名勝」に指定された道内唯一の
国指定文化財庭園





十月桜 ・ 戸切地陣屋
 




十月桜

名前は十月桜ですが、年に二度、
4~5月と、10~11月の2度に開花します

函館では、他に、函館山の麓にある
山上大神宮でも見事に開花しています

 




戸切地陣屋跡 (北斗市)







 












十月桜

ソメイヨシノ系の桜と同様に
葉が芽を出す前に、花が開花します

ちなみに、山桜は、先に赤茶色の葉が出てから
花が咲きます

 




十月桜







 




松前藩 戸切地陣屋跡の見取り図

「この陣屋は1855年、幕府に命じられ
松前藩が築いたものです。
構造は、四稜郭で、亀が首を出した形を
しており、六つの砲座があります。…」




























 












 


北斗に瞬く 日本初の星の城
松前藩 戸切地陣屋