花と光と風と…
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ゴイサギ  ホシゴイ 初秋の花   2020  Summer





ゴイサギ  (五位鷺)
ペリカン目サギ科ゴイサギ属
学名: Nycticorax nycticorax
英名: Black-crowned night heron
Night heron

ようやく、また会えました!
本当に感激!!


 2017 函館の河畔樹林伐採




 久しぶりに、ゴイサギとその幼鳥のホシゴイに出会うことができました。4年前に出会った同じ川の畔(ほとり)です。その日、ざっと数えただけでも、成鳥のゴイサギ2羽と、幼鳥のホシゴイが4~5羽のように見えました。
…でもひょっとしたら、1カ所から別な場所に移動したために、ダブっているのかもしれません。

  英名は、《Black-crowned night heron
、もしくは、Night heron》で、意味は「黒い冠をかぶった夜のサギ」、すなわち夜行性のサギという意味ですね。たしかに、4年前にこの川沿いを覗いた時、幼鳥のホシゴイが、夕暮れの薄暗い川辺で、嬉しそうに羽を広げ魚を捕っていました。

 今回じっくりと観察できたのは、柳の茂みを住処としている成鳥ゴイサギ1羽と、2羽の幼鳥ホシゴイです。
時折、その茂みから成鳥がエサ探しの為に、中州へと飛び出すと、2羽のホシゴイも後を追います。故に成鳥のゴイサギは親か、年長の兄弟かとも思われます。ただよく見ると、この成鳥には、4年目に観察した成鳥ゴイサギのような白い3本の冠羽がありません。色彩も、その当時のゴイサギに比較して、コントラストが薄い気がします。ひょっとしたらまだ成鳥になって間もないのかもしれません。願わくは何度か訪れて、その色が鮮やかに変化し、冠羽が生えるところを観察したいと思っています。
 この場所は、数年前に護岸工事と称して、河岸の緑豊かな林がことごとく伐採された場所でした。私はその変わり果てた姿に大きなショックを受け、その後しばらくはこの地に寄ることを避けてきました。今回、ゴイサギの噂を聞きつけ本当に久しぶりに立ち寄りました。数年前の伐採時に比較すれば、かなり緑も回復し、ある程度の緑地帯も増えてきましたが…。自然の再生能力には驚きます。


 



エゾミゾハギ (蝦夷禊萩)
ミソハギ科ミソハギ属の耐寒性多年草
学名: Lythrum salicaria
英名: Purple loosestrife

水辺の湿地に生える花として知られます




ゴイサギ  (2016年 10月)

成鳥は、青(藍色)が更にはっきりと濃くなり
青と白のコントラストが際立ちます
そして、目が真っ赤となります

 




大野平野の私の目の前に、突然降り立った
ペアのゴイサギです! (2016年 7月)

青と白のコントラストが鮮やかで、
後頭部には、白い冠羽がありました
 




マツヨイグサ  (待宵草)
アカバナ科マツヨイグサ属
学名: Oenothera stricta
英名: Evening primrose

マツヨイグサにはマツヨイグサ、メマツヨイグサ、
オオマツヨイグサ、コマツヨイグサ
と四種類あります
南アメリカ原産で、帰化植物です





ツリバナ  (吊花)
落葉低木または小高木、ニシキギ科ニシキギ属
学名: Euonymus oxyphyllus


 
 




ゴイサギの幼鳥のホシゴイ











今回、遭遇した成鳥ゴイサギ
色合いはやや淡く、冠羽はありません








コスモス  (秋桜)

キク科コスモス属の総称
学名: Cosmos
英名: Cosmos

熱帯アメリカ原産。
日本には1879年(明治12年)に渡来。

語源「コスモス」の語源は、
ギリシャ語の「宇宙」の「秩序」を意味。
 




ルリシジミ  (瑠璃小灰蝶)
シジミチョウ科
学名: Celastrina argiolus
英名: holly blue

ゴイサギを狙ってカメラを構える私の目の前に
降り立ち、ようやく止まってくれました!
この淡い水色~薄青紫色の
表翅を撮りたかったのです!
感激!
 




手前のカルガモと比較してみると
ほぼ同じサイズで、
ゴイサギはサギの仲間の中でも
かなり小型だということがわかります


 




幼鳥のホシゴイ

かなり痩せていますが、ゴイサギと一緒に
元気にフィッシングをしています




 





ルリシジミ  (瑠璃小灰蝶)







カワミドリ  (河碧)
シソ科カワミドリ属の多年草
学名: Agastache rugosa
英名: holly blue
ハーブのアニスヒソップと同類で、草全体に芳香が
あり、長い紫色の花穂をつける
薬草、漢方薬





やはり、後ろを見ても
白い冠羽はありません

成鳥とは言え、成熟には至っていない
若鳥なのかもしれません
 




よく見ると、所々に
薄茶色の毛が混じっています。
まだ幼鳥ホシゴイ時代の
名残りが残っているようです。
大人になりかけの、まだ若様ですね。
きっと!


 




ジャコウソウ ((麝香草) 
シソ科ジャコウソウ属の多年草
学名: Chelonopsis moschata





 




アキノウナギツカミ (秋鰻掴 訂正です! 
ミゾソバ  (溝蕎麦)
タデ科イヌタデ属 一年生草本植物
学名: Polygonum thunbergii ,
Persicaria thunbergii


英名: water pepper


 










珍しいゴイサギの水泳シーン!

この直前、柳の茂みから飛び立った
このゴイサギは、この嘴と同サイズくらいの
白い魚をゲットして飲み込みました

あまりの素早い動きに、
カメラワークが追いつかず
撮り逃してしまいました! 残念!

 




ツユクサ (露草)


 




カワアイサ ♀ 

ウミアイサとカワアイサ、
オス同士ははっきりとした違いがあるのですが
メスは極めて似ていて判別が難しいです!

カワアイサのメスは、褐色の頭部と
白い胸の境界がはっきりしている









おまけ !!
大きな、大きなあくび
そして、第三の瞼、「瞬膜」が…

少々長めの時間、観察すると
こんな面白い表情も…

















現在、2020年の河岸

 「ありがとう 地球」 (2017)


この河岸の両側は、
2017年に伐採されました。
その後、3年かけて左側も
かなり緑地帯が回復してきましたが…