花と光と風と…
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マナヅル (真鶴)・ フキノトウ    2020  Winter






マナヅル 真鶴  ♂♀同色

ツル目ツル科ツル属
学名:Grus vipio Pallas,
英名:White-necked crane
White-naped crane







 大沼周辺の田園地帯で、真鶴(マナヅル)に遭遇しました!非常にレアな出会いです。
北海道では、道東の釧路方面の「鶴居村」というエリアに、丹頂鶴(タンチョウヅル)の生息地があり、一年中、観察できますが、このマナヅルが北海道で見られることは、ほとんどありません。
おそらくは、迷い込んだ「迷鳥」でしょう。
何らかの理由で、自分の群れからはぐれていしまい、ハクチョウの群れに同行することになったのだと思います。

私はと言うと、ここ数年間、毎年1月~2月頃に、この大沼周辺に、「北帰行」の中継地として訪れる「ミヤマガラス」の群れに交じった「コクマルガラス」に会いたくて、やって来たのでした。いくら目をこらしても、見つけることができず、半分諦めに近い思いの時に、雪解けの進んだ畑の落ち穂をついばむハクチョウの群れに遭遇したのです。そしてその中に、毛並みの違うグレーの大型鳥を発見したのでした。
       コクマルガラスはこちら!

私はいつも、何かの大群に、いくつかの異なった種が混じり、お互いを仲間として受け入れて、一緒に旅する姿に、とてつもない感動を覚えるのです。
今回も、このマナヅルを観察しながら、このハクチョウの群れに、仲間として受け入れられ、違和感なく家族のように一緒に行動している姿を見て、本当に嬉しくなりました。

目的地までの「北帰行」が、仲良く楽しい旅で
ありますように!そして無事でありますように
・・・と心から願いました。

 




こちらのゴルフ場は
雪解けには、まだまだ遠い・・・







 




全部で10数羽のハクチョウの中に
1羽のマナヅルがいました

群れの真ん中より、
かすかに左側にグレーの鳥が・・・






目の周辺は羽毛が無く
赤い地肌が露出
全身は灰色や暗灰色
頭頂から後頸、頸部基部にかけて白い
それが、英語名の「White necked Crane」
「=白首の鶴」の由来
 
 







カラマツ









 





函館と札幌を結ぶ
函館本線の線路越しに見る
駒ヶ岳

この樹形に癒やされます








秋田蕗(アキタブキ)の
フキノトウ (雌花)

 


 






 








ナナカマドの赤い実と
スズメバチの巣
 














 




フキノトウ  (雄花)








 




フキノトウ (雌花)









 




親とはぐれ、仲間とはぐれ、
1羽となったマナヅルでしたが、
こうして、ハクチョウの群れに
仲間として受け入れられて
本当に、良かったね

・・・と心から思いました



 




目的地までの、長旅に備えて
栄養補給に余念がありません。








 




何はともあれ、
こんな素敵な「珍客」に
出会うことができて、光栄でした!





















 




フキノトウ (雄花)

赤紫色の珍しい
フキノトウ
函館山の一角には沢山!!
アントシアニンがたっぷり!??



 




フキノトウの新芽

この段階では、フキノトウだとは
誰にもわかりませんね

さしずめ、レッドキャベツのようでしょうか




 




このフキノトウについての
とても興味深い記事をご紹介!

パイオニア植物 アキタブキ(秋田蕗)と
フキノトウ(蕗の薹)

白老の自然情報より



 




オナガドリ    尾長鶏



















前方の水面に群がるのは
渡りの途中の「オナガドリ」の群れ!