♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
花と光と風と…
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キタキツネ・ モエレ沼 ・ 渡り鳥 ・ ツル   2022






ガラスのピラミッド (モエレ沼)

彫刻家・イサム・ノグチの設計によるモエレ沼公園







草原をドライブ中に
目の前に立ちはだかったキタキツネ
「何かチョウダイ」とアピールしている様子







 久しぶりにモエレ沼に立ち寄りました。この公園は、世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが設計・デザインしたことで有名ですが、同時にそれまで不燃ゴミの埋め立て地として利用されていたこの土地を「公園全体がひとつの彫刻作品」に…というコンセプトで創られた事でも知られます。この周辺は、産業廃棄物の受け入れ場所が至るところにあり、環境保全が課題のようですね。それに対して「カラカネイトトンボを守る会」という美しいトンボが住める環境を守ろうという市民運動が立ち上がり活動をしているようです。
 この周辺にある茨戸緑地には、キタキツネが子を産み育て、様々な野鳥、トンボ、チョウが舞う美しい林野や草原が広がっています。この間もここでキタキツネに出会いました。どうやら餌付けされることに慣れているようで、公園内の道の真ん中に陣取り、私達3台の車を止めて様々なポーズをとり、エサを請うているようでした。(勿論、可哀想ですがあげませんでした)

 さて11月も終盤で、もうじき雪が降り出すという頃に、舞鶴遊水池と長都沼を回りました。今年初めてハクガンとシジュウカラガンに出会えたことで、渡り鳥のことをもっと知りたいと切望する思いが湧いてきたのです。
 沼地にはほとんど鳥が見られなかったので、畑を回ってみました。すると総勢数百羽と見られる大群がまだ青々した牧草地の上に結集していました。ざっと見て300羽くらいでしょうか。しばらくして更に200羽ほどの大群がどこからともなくやって来て、旋回しながらその群れに加わります。私の古いカメラの望遠機能を目一杯効かせて観察しましたが、大半がマガンで、約1割がハクチョウ、そしてほぼ0.5割ほどのハクガンが混じっていました。丁寧に見回しましたが、カリガネやシジュウカラガンは混じっていませんでした。もうじき雪の少ない南方に飛び立ち、冬を過ごすのだと思うと淋しい気がしますが、また来春には会えるでしょう!

  My野鳥観察リスト表 (207種!)


 
モエレ沼公園とピラミッド

キタキツネ  北狐
学名:Vulpes vulpes schrencki
英名:Ezo red fox
アカギツネの亜種
白馬です! 赤く染まるミズナラ
モエレ山
ミコアイサ ♀ … ?
or
♂のエクリプス …?
ミコアイサ   神子秋沙(巫女秋沙)
学名:Mergellus albellus
英名:Smew
カモ目カモ科ミコアイサ属
ミコアイサ ♂
ミコアイサ ♂
ミコアイサ
左 ♀     真ん中と右 ♂

真ん中のオスは、エクリプスから
立派な冬羽のパンダガモに変身中
ツルウメモドキ  蔓梅擬
学名:Celastrus orbiculatus
英名:Oriental staff vine,
Japanese bittersweet

ニシキギ科ツルウメモドキ属
ハシビロガモ  嘴広鴨 ♂
学名:Anas clypeata
英名:Northern shoveler
カモ目カモ科マガモ属
ハクチョウの飛翔

優雅ですね…
ハシビロガモ  ♀
舞鶴遊水池
ハクチョウ (白) 成鳥 3羽

(グレー) 幼鳥 4羽

(上)  ヒドリガモ 緋鳥鴨 ♀&♂
学名:Anas penelope
英名:Eurasian Wigeon

(下)  アメリカヒドリ ♂ 
学名:Anas americana
英名:American Wigeon

初見初撮りの、アメリカヒドリ

距離が遠すぎて証拠写真レベルですが…
出会えて感激!
ハクガンの羽ばたき

ハクチョウと違い、初列風切羽は
真っ黒です!
マガンの飛翔
マガンとハクガンは時々
総勢数百羽で飛翔し、旋回して
また戻ってきます
ハクチョウはその姿を見てるだけ…
今回はハクガンの全身を観察できました
ハクチョウやマガンが落ち穂拾いを
している側で、タンチョウヅルの親子も
食べ物を探しています
タンチョウの幼鳥が
親から口移しでエサをもらっていますね!
甘えた姿が可愛い!