
長都沼(おさつぬま)

舞鶴遊水池
★2018 カリガネ)大沼近辺
★2022 シジュウカラガン)長都沼
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霜月も早、半ばを過ぎ、日に日に寒さが増してくるこの頃です。風邪などに負けぬよう気を引き締めて行きましょう!
ついに、ライファー(初見初撮り)の猛禽、「チュウヒ」に出会うことができました。待った甲斐がありました。
水面に浮かぶオオハクチョウやマガン、ハクガンの中に珍しい野鳥が紛れていないか目を凝らしていると、何か黒っぽい鳥が飛翔しながら、時々水面へと下降を繰り返しています。何だろうと目を凝らしてみると、「ひょっとして…」と感じるものがありました。連写して拡大してみたところ、やはり念願の「チュウヒ」のようでした。そして図鑑で確認し、トビでもノスリでもなく、間違いなくチュウヒと分かりました。
去年の秋、今年の春、そして今秋と3期にわたり渡り鳥の姿を観察し、その魅力にはまってしまいました。
今までは、宮島沼などで巨大な大群がねぐら入りをすることなどが話題となっていましたが、私はさほど興味はありませんでした。なにか軍隊を思わせるような気もしたりして、やや避けていた気がします。でも今回、マガンやオオハクチョウなどの群れの中に、自らのグループとはぐれてしまった小編隊や、はぐれ鳥が混じっていて、それらをも仲間として受け入れながら共に生きている姿に何故かとても感動したのでした。年老いた老鳥や幼鳥、体力の無い弱い仲間をも引き連れながら、そして異質なものをも排除せず、とてつもなく長い距離を、海を越え野山を越えて旅する姿には感動を禁じ得ません。
こうした体験学習こそが、子ども達に(そして私達大人にも!)生きる力と知恵を与え、多くの学びを与えると感じます。IT学習以上に、バーチャルリアリティ以上に、人生の一番大事な情操教育を与えてくれる場となるのではと思います。
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チュウヒ 沢鵟(宙飛)
学名:Circus spilonotus
英名:Eastern marsh harrier
タカ目タカ科チュウヒ属 |
オオハクチョウのペア |
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チュウヒ
メスや幼鳥は、
頭部がクリーム色のものが多い
とりわけメスの幼鳥は
クリーム色の範囲がより広い |
チュウヒ
典型的なメスの幼鳥のようです
何度も水面のカモにアタック
でも、本気ではなさそう・・・ |