
氷結した舞鶴遊水池 (3月中旬)

ダイサギ
小さな小魚をくわえています!
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2024年初頭の願いは、トモエガモに出会うこと。そしてその類稀なる風貌をカメラに収めることでした。様々な情報を得て、時期を逃すことなく永山新川を訪れ、その数万羽の中から是非そのユニークな姿を拝みたい(!?)というのが願いでした。それが思いもかけず、この長沼の地で叶ったのです!春の渡りの時期、南から渡ってきた渡り鳥は舞鶴遊水池が解氷するのを待って、近くの田畑でエサを探します。その群れの中に、期せずしてトモエガモの姿を発見した時の喜びはたとえようもありませんでした。見たところ、たった1羽だけでしたが、こんなにも普通に他のカモ類に交じって共に行動する姿を見られるとは意外でした。
いずれにしても、春秋の渡り鳥の中継地として有名な永山新川には一度訪れることは決めていましたが、こんな近場で観られたことには本当に感激でした。
3月末の遊水池の解氷があった日、朝はまだまだ分厚い氷が張っているように見えた湖面には、キタキツネやオジロワシがエサを狙っていました。その1羽の幼鳥らしきオジロワシを見つけると、カラスが沢山集まり、からかい始めます。しばらくすると2羽のペアらしきオジロワシの成鳥もやってきます。やはり、大勢で絡みつくカラスの群れには手を焼いているようでした。その後、写真からこのペアは片方が幼鳥だと判明し、親子だということがわかりました。子どもが巣立つまで一生懸命自立に必要な知識と訓練を施すのでしょうか。感動しました!オジロワシの飛び立ち等、いくつかのショットを掲載します。
(オジロワシとのこの出会いは実際には3月30日、
その翌日31日には、永山新川を訪れました。)
★2017 オオワシ若鳥の自立への1歩
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舞鶴遊水池 3月末日朝…
解氷しつつある湖水
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アオサギ
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ヒシクイ
マガン、 ヒドリガモ
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その日の午後…
ほぼ解氷したばかりの湖水
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トモエガモ 巴鴨
学名: Anas formosa
英名: Baikal teal カモ目カモ科マガモ属
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トモエガモ
マガン、オナガガモなどの混群の中に
初めて発見したトモエガモ!
それはそれは
本当に感激でした!
(最初の1枚です!)
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トモエガモ
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オナガガモ、マガンが
中心の混群でした。
これから宮島沼、永山新川方面へと
向かうのでしょうか?
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車道から見る
ハクチョウの群れ
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キタキツネ
あわよくば、おこぼれに預かろうと
周りを伺っています。
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キタキツネ
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溶け残った氷の上に
70㎝ほどはありそうな大きなお魚が…
ナマズでしょうか???
でも、オヒゲが無いような…
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仲睦まじく…
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ノスリ
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ノスリ
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オジロワシ
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2024年 3月30日: 湖上のオジロワシ |
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(幼鳥) (成鳥)
尾羽の淵が黒い 尾羽は真っ白
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故に、これは夫婦ではなく、親子だと判明!
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オジロワシの幼鳥
(クチバシの先が黒い)
カラスとの攻防?
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成鳥
(クチバシ全体、虹彩も黄色)
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(幼鳥) (成鳥)
ちょっかいを出すカラスを
追い払っているところのようです。
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(幼鳥) (成鳥)
一見すると、カップルが
何か闘っているようですが…
よく見ると左は幼鳥なので
親子でしょう
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どうやら左のオジロワシは幼鳥で
右のオジロワシは親鳥!
子どもにエサ取り方法や
からかい好きなカラスへの対処法を
教え込んでいる様子
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大丈夫だったかい?
…と優しい一言をかけているのかも!
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オジロワシの幼鳥(尾羽の淵が黒い)
その後、飛び立ったオジロワシの足には
お魚がしっかりと…
カラスはそれに気付いていて
奪おうとちょっかいを出していたのでは?
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オジロワシの幼鳥の特徴
オジロワシの幼鳥は、6~8年をかけて成鳥となる
⓵幼鳥は 全体的に褐色~黒褐色で、全体的にまだら色。
②尾羽の淵が黒く、くちばしの先端が黒い。
③虹彩は褐色。
④魚類や鳥類などを捕食する。
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