♪ 小さな私塾の先生から見た子ども達、風景、異文化の世界 ♪
花と光と風と…
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スプリングエフェメラル ・ トカチエンレイソウ探索 ・ エンレイソウ       2024





ハクモクレン    白木蓮
学名:Magnolia denudata
英名:lilytree
モクレン科モクレン属の落葉高木






カタクリ

早春の風物詩の代表!







 4月に入ってからの例年にない夏日の連続で、ようやく大雪の積雪が溶け始め、一気に野山は春の装いになりました。野も山も愛らしいスプリングエフェメラルの花々が開花し、妖精が舞い始めたように感じます。
まずは、近隣の公園や野山での春の花々をアップ!

 そして…、 私にとってスプリングエフェメラルと言えば、エンレイソウ、エンレイソウと言えば、まだ遭遇していないトカチエンレイソウが浮かんできます。私にとっては、このトカチエンレイソウに出会うことが長年の悲願でした。そんな中、エンレイソウ研究の当代第一人者の北大の先生の、トカチエンレイソウ探索に今回参加させていただくことができました。感謝!

 今回は、2年前に先生の門下生の修士論文に係る調査で判明したコジマエンレイソウの群落に混じるトカチエンレイソウらしき花をマーキングする作業でした。岸壁から吹き上げてくる潮風を受けて咲く花々は、どれもこれも美しく、今までに見た中で最も美しいワインレッドに輝いていました。

 コジマエンレイソウとトカチエンレイソウは、共に同じ両親である、エンレイソウ(父親)と、オオバナノエンレイソウ(母親)を持つ姉妹同士(?)ですが、コジマエンレイソウ(6倍体)は種子を残せる稔性を持つのに対し、トカチエンレイソウ(3倍体)は不稔だということです。故に、実が実る時期に再訪し、マーキングしたものの中で、不稔だったものがトカチエンレイソウと(判定される)ということでした。今後の調査が楽しみです。

 

 
 
 
コゲラ      カタクリとエゾエンゴサク 
細葉のエゾエンゴサク

細葉タイプは珍しい!
丸葉のエゾエンゴサク
散策していて出会うのは
圧倒的にこのタイプです!
コブシ 細葉タイプ

エゾエンゴサク  蝦夷延胡索
学名:Corydalis fumariifolia subsp. azurea
ケシ科キケマン属の多年草
モクレン    木蓮、紫木蓮
学名:Magnolia liliiflora
英名:lpurple magnolia, red magnolia, Mulan magnolia, lily magnolia, woody-orchid
モクレン科モクレン属の落葉低木
珍しい白花細葉エゾエンゴサク

エゾエンゴサク 20

エゾエンゴサク 1
エゾエンゴサク 2
エゾエンゴサク 3
丸葉のエゾエンゴサク
スカイブルー!
白花細葉エゾエンゴサク

なかなか風情がありますね!




ナニワズ
ヒトリシズカ

いつもにぎやかに咲いています!
シラカバ林
モクレン
シデコブシ
”ロイヤル・スター”
カスミザクラ
 
胆振地方 トカチエンレイソウ探索 

愛らしい花々が
迎えてくれました
昨年は、ダニが怖くて
入れなかった群落
今年は完全装備で入りました!
キバナノアマナ

これはと思われるものに、
テープで丁寧にマーキングしていきます
コジマエンレイソウの群落の根元には
可愛い実生(みしょう)の葉が…
発芽して未だ1~2年の実生
数年するとようやく
3枚葉となります
発芽してほぼ10年ほどで
花芽をつけるようになります

植物の生き方」を知ることの意味